4.⼊澤彩記念⼥性⽣理学者奨励賞(⼊澤彩賞)
入澤彩先生のご遺志のもと、どのような状況にあっても研究を継続している優れた⼥性⽣理学者の研究を推進し、奨励することを⽬的として、2010年に入澤基金をもとに創設された。
入澤彩先生については、https://square.umin.ac.jp/wpj/irisawa/aya.html を参照。
規定
1.(目的)
どのような状況にあっても研究を継続している優れた⼥性⽣理学者の研究を推進し、奨励することを⽬的とする。
2.(対象)
⽇本⽣理学会の会員で、3 年以上の正会員(学⽣会員を含む)歴を有する⼥性⽣理学研究者を対象とする。研究領域は問わない。
入澤彩賞若手枠として学位取得後16年未満、中堅枠として学位取得後16年以上の女性研究者を対象とする。
3.(重複申請)
日本生理学会奨励賞および入澤宏・彩記念若手研究奨励賞と重複して応募する事はできない。
4.(選考)
- 入澤彩賞選考委員会は、女性生理学者活動推進委員会が選出する応募者の分野の専門に近い男女7名の審査員で構成する。委員の任期は2年とする。ただし、期間を空けての再任は妨げない。
- ⼊澤彩先⽣のご遺志に沿うため、申請書の評価が同等の場合は、今年度の科学研究費等の競争的資⾦の代表者になっていない研究者を優先する。
- 選考結果(入澤彩賞選考委員会案)を賞選考委員会委員長に報告して承認の上、決定とし、日本生理学会理事会に報告する。
- 若手枠(学位取得後16年未満)1名、中堅枠(学位取得後16年以上)1名の最大2名を選考する。選考委員会の決定により、年度によっては2枠のうちどちらかが「該当者なし」となることもある。
5.(副賞)
副賞には1人50 万円を贈呈する。研究の推進に役立つのであれば使途に制限は設けない(研究費として使用することも可)。副賞の使⽤明細は、次年度末までに簡単な報告書を提出すること。
6.(表彰)
受賞者は、⽣理学会⼤会の総会の席上で、⼊澤彩記念女性研究者奨励賞受賞者として表彰され、⽇本⽣理学会⼤会において受賞講演を⾏う。
7.(広報)
受賞者は、日本生理学雑誌(日生誌)AWARDSに寄稿する。受賞者には、受賞に関連した研究テーマでThe Journal of Physiological Science(JPS)誌への総説の投稿を招待する。
8.(改正)
本規定の改廃は⽇本⽣理学会理事会で⾏う。
施行 平成22年5月20日
改定 令和3年8月27日
改定 令和7年3月16日