平成14年度 第1回常任幹事会速報

第79回日本生理学会大会の前日(3月37日)に常任幹事会が開催されました。会議の主な報告事項、審議事項について速報二ユースとしてお知 らせします。日本生理学雑誌(日生誌)の編集委員の一人が書いたものとしてお読み下さい。正式な議事録は後日、日生誌に掲載される予定です。

「主な報告事項」

  • 庶務および会計幹事よりの報告として、平成14年3月時点で会員総数は3424名(一般会員3223名)であること、平成13年度収入はほぼ予算どうりであったが、会費納入率は約80%で、今後も納入率増加に努めたいとの報告があった。
  • 日生誌編集委員会より名簿の電子化と学会HPの強化のため、学会総合受付において会員届出用紙に記入し提出をお願いすること、また最近研究業績は各自のHPなどで公開されているので、今年度から論文表題集は廃止することが報告された。
  • JJP編集委員会より、日本生理学会入澤記念JJP優秀論文賞は山本信太郎氏らの JJP51巻31-41(2001)と鬼丸洋氏らのJJP51巻613-619(2001)に決定したことが報告された。
  • 評議員選考委員会から15名の評議員推薦の報告があった。
  • 選挙管理委員会から次期常任幹事(任期2年と4年)31名並びに特別枠3名を選出し旨の報告があった。
  • 賞選考委員会から平成13年度学会奨励賞の受賞者2名(小林章子氏、松下正之氏)の決定が報告された。
  • IUPS組織委員会から2009年日本開催が決定したので、今後の関連業務は組織委員会が担当することが報告された。
  • アジア大洋州生理科学連合(FAOPS)として今年9月23-26日マレーシヤ(クアラルンプール)で開催されることが報告された。
  • 第80回日本生理学会大会の 準備状況について、当番幹事より説明があった。平成15年3月24-26日の日程で福岡国際会議場等を会場として日本薬理学会と同時開催すること、各学会 独自の特別講演・シンポジウム以外にプログラム委員会提案のものと公募シンポジウム60題を企画していること、一般口演(OHP・PC)は600題、ポス ターは1200題を予定していること、登録はUMIN(on line)で、抄録はCD-ROMで配布予定の説明があった。

「主な審議事項」

  • 役員、委員長の改選について。次の通り役員、各種委員会委員長が順次選出された。
    庶務幹事:金子章道、
    会計幹事:宮崎俊一、
    編集幹事:岡田泰伸、
    学術・研究委員会委員長:大森治紀、
    研究倫理委員会委員長:坂東武彦、
    将来計画委員会委員長:高木郁、
    会則委員会委員長:一ヶ月以内に決定する、
    教育委員会委員長:河南洋、
    国際交流委員会委員長:城所良明、
    選挙管理委員会委員長:小西真人、
    評議員選考委員会委員長:貴邑冨久子、
    会計監事:栗原敏、
    会計監事:御子柴克彦
  • 男女参画委員会(仮称)の設置について説明があり、委員長に水村和枝幹事とすることが承認された。
  • 会則の改定について説明があり、これまでの庶務幹事を会長、会計幹事を財務幹事、そして編集幹事を編集・広報幹事とすることとなった。
  • 科学研究費補助金「系・分野・分科・細目・亜細目」の改正への対応について以下のような説明があり了承された。1)科研項目の対応について:従来通り生理 学一般、環境生理学、神経・筋肉生理学については対応研連を努めること、新たな3細(亜)目(身体教育学・身体の仕組みと発達メカニズム、スポーツ科学・ スポーツ医学、生物物理学)に立候補し認められた。2)平成15年度審査員候補者推薦はすべて新規に選出すること、しかし昨年1年間のみ審査委員を務めた 者は推薦を受け付けるので候補者リスト上位に記載することを承認した。今後、常任幹事会で推薦する審査委員候補者が多数必要であるので、生理学会会員名簿 登録時に記入された専門分野のキーワードに基づき行うことを承認した。3)科研費の審査はキーワードに基づき行われる可能性があるので、生理学関連のキー ワードの見直しを進め、より内容の明確化・具体化を目指してゆくこが承認された。
  • その他審議事項として、IUPS公的援助や企業財団援助 の依頼とともに生理学会会員による募金を率先して行うこと、賛助会員数(現在44)の増加に協力することが要請された。生理学会ロゴマークの新たな作成、 生理学会役員・委員会名の英文表記は3専任幹事によるワーキンググループで検討すること、委員長・委員の任期は2年とし、重任を妨げないことが承認され た。

以上

(日生誌編集委員 河南洋)