公益財団法人長寿科学振興財団は、長生きを喜べる長寿社会実現研究支援を令和4年(2022年)度から開始しました。本事業は主課題を達成するため、課題解決になる実用的な方法の研究開発から本格的な社会実装を含めた一気通貫の課題解決型のプロジェクトを採択し、支援します。
本事業は当財団と専門家および有識者等で構成される審査評価委員会(以下「審査評価委員会」という)が、審査・採択を行います。また、評価や助言等を通じ、プロジェクトを実施する者等と伴走しながら目標達成を目指します。そのため、本事業はプロジェクトの社会実装と成果を確実にするため、「4つのステージ」を設け、いずれかのステージから開始する提案を公募し、毎年度およびステージ毎の評価・審査を行います。
本事業の主課題とキーワード
主課題を実現するための課題解決となる以下のキーワードを組み合わせてプロジェクトを提案してください。
主課題
長生きを喜べる長寿社会の実現~生きがいのある高齢者を増やす~
キーワード
高齢者のQOL・生きがい・健康・活力のエンパワメント
弱っても安心して活き活き過ごせるまちづくり
認知機能が低下しても個人の尊厳を尊重した普段の生活における様々な意思決定支援
高齢者にやさしいテクノロジー・デジタル技術の開発・実装
助成期間と助成金について
以下の「4つのステージ」を設け、多様な段階から開始するプロジェクトを支援します。また、プロジェクトが進行する過程でステージ移行審査を行い、研究開発された課題解決方法を確実に社会実装につなげられるようステージアップを支援します。
Aステージ:探索研究 年間上限1,000万円×最長2年
課題解決方法のアイデアの実現性・実用化・事業化が可能かどうか検証を目的としたステージ
Bステージ:実装研究 年間上限3,000万円×最長3年
開発された課題解決方法を実験的に実装・検証を進め、事業化の確立および本事業展開を見据えて準備を進めることを目的としたステージ
Cステージ:社会実装 年間上限3,000万円(助成率は総事業費の3分の1まで)×最長3年
事業を本格的に進め、持続可能な仕組みの確立を目的としたステージ
Dステージ:展開 年間上限2,000万円(助成率は総事業費の10分の1まで)×最長2年
持続可能な事業の仕組みが確立し、全国展開・新規事業創出につながることを目的としたステージ
「Cステージ:社会実装」および「Dステージ:展開」においては、当財団の助成金以外からの所定の規模の資金導入を求めます。
採択件数
令和5年度は以下の審査・選定の観点を考慮し、0件~2件程度採択します。
提案受付期間
7月1日(金)~7月29日(金)
詳細:https://www.tyojyu.or.jp/zaidan/about-jigyo/koueki1/new-shien-2.html