日本神経科学学会 第6回 (2022)ジョセフ・アルトマン記念発達神経科学賞ついて

「成体脳のニューロン新生」の発見者であり、昭和天皇を記念して創設された国際生物学賞を受賞されたJoseph Altman博士が2016年4月19日に逝去されました。Altman博士の夫人であり、長年Altman博士とともに研究を行って来られたShirley A. Bayer博士から当学会へ、発達神経科学に関する賞設立を目的とした寄付の申し出がありました。学会の特別委員会で賞設立に関する詳細が検討され、同年7月19日に開催された第90回理事会において、当学会が本賞を設立し運営することが承認されました。
この度、第6回ジョセフ・アルトマン記念発達神経科学賞の募集を行います。
申請応募サイトの開始:2021年11月1日
申請応募期限:2022年1月31日

・賞の範囲:

組織、細胞レベルの発生神経生物学研究。ただし胎生期・発達期の事象に限定せず、成体ニューロン新生やその生理的意義、老化・病態時の変化も含む。(応用研究は、原則として賞の対象としない。)

・応募資格:

締切日時点で博士取得後(原則として)20年以内(日本神経科学学会会員に限定しない)

・副賞:

1万USドル(共同授賞の場合も総額の変更はなし)

・審査対象:

募集締め切り前5年以内に発表された応募者が責任著者である論文1本と、その他発表年度に係わらず責任著者又は筆頭著者の論文2本の計3本の論文を審査対象として決定する。なお、総説は審査対象には含まれない。

・受賞者の義務:

受賞年の日本神経科学大会で講演(海外の受賞者で航空機を利用する場合はエコノミークラスと宿泊費を支給)

・募集締切日:

2022年1月31日(金)必着

・選考の方法及び採否の通知:

選考委員会において審査の上、採否を決定し、2022年3月中に採否を通知する。

・表彰及び助成金の交付:

2022年6月30日~7月3日に開催されるNEURO2022(https://neuro2022.jnss.org/) において表彰し、研究助成金を贈呈する。