一般財団法人キヤノン財団 研究助成プログラム「新産業を生む科学技術」の概要について

社会の繁栄をめざし、新たな産業の創造を可能にする科学技術研究に対して助成を行います。あなた自身が実現したい社会、新しい産業の姿、そしてその実現に貢献する科学技術研究の構想を提案してください。世の中でまだ認知されていないような産業を生み出す、あるいは、現在ある産業の基盤を置き換えてしまう可能性をもった、独自の発想に基づく未開拓の研究に取り組んでいただきます。

新たな産業には、前述したもの以外にも、既存の産業間の壁を壊すものや別々の産業が融合して新しく生まれるもの等、様々な可能性が考えられます。自由な発想で新しい産業像を描いてください。

世界的・国家的な産業だけでなく、地域の新産業創生に貢献する研究も対象となります。

未開拓の科学技術研究を支援するプログラムです。産業として花開くのは20年30年後となるような研究が多くなると考えています。将来における産業の核、イノベーションの基となる研究であることが重要なポイントとなります。

新たな学問領域として発展させること、あるいは既存の科学領域で新しい応用可能性を発見することも重要な課題です。短期間の実用化や課題達成を優先して達成目標を低くするのではなく、高い目標をたて、3年間思い切った挑戦をしていただきたいと思います。

未踏領域の研究として成立させるために、全く異なる分野の科学の融合を進めたり、自身の専門領域を超えて挑戦することを期待しています。

キヤノン財団研究助成プログラム(2019年募集)は新たなプログラムとして「善き未来をひらく科学技術」と「新産業を生む科学技術」を設定し、その採択総額はあわせて3億円を予定しています。

助成金額 1件あたり申請総額の上限:2,000万円(予定)

助成期間 原則3年間

助成対象 日本国内の大学、大学院、高等専門学校、公的研究機関等に勤務する研究者

選考方法 キヤノン財団選考委員による一次選考(書類選考)および二次選考(面接)

詳細:https://www.canon-foundation.jp/aid_industrial_base/outline.html