第14回 「日本学術振興会賞」受賞候補者の推薦について

1.趣旨

我が国の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させるためには、創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を早い段階から顕彰し、その研究意欲を高め、研究の発展を支援していく必要があります。この趣旨から日本学術振興会は、平成16年度に日本学術振興会賞を創設しました。

2.対象分野

人文学、社会科学及び自然科学にわたる全分野

3.授賞

授賞数は25件程度とし、受賞者には、賞状、賞牌及び副賞として研究奨励金110万円を贈呈します。

なお、日本学士院により、日本学術振興会賞受賞者の中から日本学士院学術奨励賞受賞者が選考されます。

4.対象者

国内外の学術誌等に公表された論文、著書、その他の研究業績により学術上特に優れた成果を上げたと認められる者のうち、平成29年4月1日現在以下の条件を満たす者とします。

また、これまでにご推薦いただいた候補者のうちの女性割合は極めて低いというのが現状です。女性候補者の積極的な推薦をよろしくお願いいたします。

1)45歳未満であること

2)博士の学位を取得していること(博士の学位を取得した者と同等以上の学術研究能力を有する者を含む)

3)外国人の場合は推薦時点において我が国で5年以上研究者として大学等研究機関 に所属しており、今後も継続して我が国で研究活動を予定していること

注1:海外在住の日本国籍を有する研究者も対象としています。

注2:推薦は2年間有効としているため、第13回(平成28年度)に推薦された候補者のうち平成29年4月1日現在で45歳未満である候補者については今回推薦がない場合でも今回の審査の対象となります(キャリーオーバー)。

なお、第13回(平成28年度)に推薦された候補者が、その後の研究活動により新たな研究業績を重ねていると思われる場合については、改めて推薦されることをお薦めします。

注3:過去に推薦されたことがある者であっても、推薦することができます。

注4:過去の日本学術振興会賞受賞者の授賞対象となった研究テーマと今回の候補者の研究テーマが密接に関連している場合は、候補者の独自性が明確であることが求められます。

5.推薦権者

1)機関長推薦 我が国の大学等研究機関または学協会の長

2)個人推薦 優れた研究実績を有する我が国の学術研究者(海外在住の日本国籍 を有する学術研究者を含む)

※自薦は受け付けません。

6.応募方法

1)機関長推薦の場合

2)個人推薦の場合

詳細:https://www.jsps.go.jp/jsps-prize/index.html

7.受付期間

平成29年4月7日(金)~12日(水)17:00(必着)

日本生理学会からの推薦締切:3月10日(金)必着

※電子申請システムは、平成29年2月10日から使用可能

※電子申請システム上での「電子申請」は4月12日(水)17:00までに完了願います。完了期限後は電子申請システムにログインできなくなります。

8.選考及び選考結果の通知

日本学術振興会に設置する審査会において選考し、平成29年12月頃推薦者に通知します。

なお、日本学士院学術奨励賞については、同院において選考され、平成30年1月中旬頃受賞者に直接通知します。

9.授賞式

平成30年1月から2月頃に行う予定です。詳細については、選考結果とともに受賞者に通知します。

10.その他

1)推薦書等の提出後、その記載事項を変更または補充することはできません。

2)提出された推薦書及び業績資料等は返却しません。

3)選考結果に対する問い合わせには応じかねます。

4)受賞者の氏名、略歴及び授賞の対象となった研究業績等は公表されるのであらかじめ承知願います。

5)受賞者には、我が国の学術の振興、本会の事業の充実等のため、協力を依頼することがあります。

6)推薦書類に含まれる個人情報については、「独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律」及び本会の「個人情報保護規程」に基づき厳重に管理し、本事業の業務遂行のために利用します。

11.推薦書類(紙媒体)の提出先及び問い合わせ先

推薦書類は下記へ、配達記録の残る方法での送付によって提出してください。また、 配達会社のホームページ等で到着の確認をしてください。

〒102-0083 東京都千代田区麹町5-3-1

独立行政法人 日本学術振興会

人材育成事業部 研究者養成課 「日本学術振興会賞」担当