【研究プロジェクト】
私達の研究室では、動脈硬化の根本原因を探ることにより、血管内皮細胞から変性LDLの受容体LOX-1を同定し、研究を続けてきました。LOX-1は炎症を中心としたさまざまな病態で機能しており、現在ではPAMPs、DAMPsを認識するパターン認識受容体であると理解されるようになってきました。そして、LOX-1を含む受容体ファミリーは、CLRsとしてヒトでは40種類にもおよび、全体として生体防御関連機能を担っていると考えられています。 そこで、本プロジェクトでは、LOX-1やその関連分子、および新規未知機能分子の、生体防御やそれに関連した病態、血管機能における意義を探ることを目的とします。
実際には、細胞生物学的手法から、遺伝子工学を用いたマウスやラットの解析、ヒト検体の解析など多面的に取り扱い、臨床応用可能な研究成果を目指しています。
なお、医学科生理学教室の業務として、医学科生、大学院生の教育、指導を担当していただく可能性があります。
【勤務地住所等】
〒390-8621
長野県松本市旭3-1-1 信州大学医学部生理学
【募集人員】
助教(承継職員、任期5年、更新あり) 1名
助教(特定雇用、任期5年、更新あり) 1名
現時点で、採用前提の候補はおりません。広く募集を行っています。
【応募資格】
博士号取得済み、あるいは取得見込みの方。
研究分野は問いませんが、遺伝子操作、動物実験の経験があると当研究室での仕事がやりやすいと思います。
【給与、福利厚生】
助教(承継職員):大学規定による
助教(特定雇用):年俸制 400万円
雇用保険、労働災害保険、社会保険加入
フルタイム勤務、休日:日曜・祝日、年末年始、夏季休暇、年次有給休暇及びその他の休暇制度あり
【着任時期】
2019年4月を基本としますが、柔軟に対応します。
【募集期間】
2019年01月31日まで。
適任者の採用が決まり次第、募集を締め切ります。
【提出資料】
(1)履歴書-様式自由、写真貼付、高校卒業以降の学歴・職歴、学位、受賞歴、所属学会
(2)業績リスト-様式自由、原著論文、総説、学会発表(多数の場合は直近の主要10題)、取得研究費
(3)これまでの研究の要約と抱負(1,200字程度)
(4)教育の実績と抱負(800~1,000字程度)
(5)問い合わせ先2名-氏名、所属、e-mail
以上を、1つのPDFファイルとして、e-mailで提出してください。
【選考】
書類選考後、面接およびプレゼンテーション
採否はメールにて連絡します。
【連絡先、書類提出先】
〒390-8621
長野県松本市旭3-1-1 信州大学医学部生理学
沢村達也
t-sawamura@umin.ac.jp