CONTENTS
- SCIENCE TOPICS - ストレス誘発体温上昇にはオレキシン神経細胞が必要である (張 薇) P.49~
- SCIENCE TOPICS - 遺伝性不整脈疾患に関わるKCNQ1 とKCNE1 の複合体構成を直接数える (中條浩一) P.49~
- PROFILE - 関野祐子 P.51~
- PROFILE - 高草木薫 P.53~
- PROFILE - 田中真樹 P.54~
- PROFILE - 根本知己 P.56~
- PROFILE - 八木田和弘 P.58~
- EDUCATION - 生理学実習によせて (西巻はるな & 森田啓之) P.59~
- AFTERNOON TEA - AFTERNOON TEA P.61~
- AFTERNOON TEA - 鍛冶屋浩 「趣味は研究?」 P.61~
- AFTERNOON TEA - 水野雅晴 「留学とは,孤独に耐える精進なのか?」 P.61~
- AFTERNOON TEA - 豊田ふみよ 「生命の不思議を感じるとき」 P.61~
- INFORMATION - 公益信託成茂神経科学研究助成基金 平成23 年度応募者募集のお知らせ6 P.66~
- INFORMATION - 第11 回財団法人材料科学技術振興財団山﨑貞一賞 候補者募集 P.66~
- RECORDS - 将来計画委員会議事録 P.68~
- RECORDS - 学術研究委員会議事録 P.68~
- CALENDAR - 主な研究集会日程 P.71~
表紙の説明
第87 回日本生理学会大会(盛岡)一般演題(ポスター)
演題番号:3P-K-28
演題:“Neuronal controls and contractile properties of esophageal muscles in neonatal rats”
「新生子ラット食道筋に対する神経支配および収縮制御機構」
演者:椎名貴彦1,中森智昭1,平山晴子1,嶋剛士1,藏本博史2,志水泰武1
所属:1 岐阜大院・連合獣医・生理,2 京都工繊大院・工芸科学・応用生物
成熟および新生子ラット食道の筋層構造と神経支配
A 成長にともなうげっ歯類食道筋層の変化(Breuer et al. J. Comp. Neurol. 475:47―69,2004 を改変).成長過程のげっ歯類における食道筋層は,口腔側より肛門側に向かって,徐々に平滑筋層が横紋筋層に置換する.
B 成熟および新生子ラット食道筋層のHE 染色像.成熟ラット食道筋層は横紋筋のみから構成されている(左図).それに対して,新生子ラットの食道筋層には,横紋筋(矢印)に加えて平滑筋(矢頭)も存在している(右図).
C 摘出食道標本において迷走神経刺激によって生じた収縮反応.成熟ラットでは単相の収縮反応(横紋筋)が生じた(左図).一方,新生子ラットでは,二相性の反応(横紋筋および平滑筋)が誘発された(右図).
D 成熟および新生子ラット食道筋に対する神経支配.新生子ラット食道の横紋筋および平滑筋は,ともに迷走神経の支配を受けている.