日本生理学雑誌 第69巻 7,8号

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表紙の説明

第84回日本生理学会大会
演題番号:2PHA−046
演題:「グルタミン酸シナプス伝達の可視化解析」
“Analysis of glutamate dynamics by optical imaging with single synapse resolution
演者: 坂本寛和,並木繁行,飯沼 将,廣瀬謙造
所属: 名古屋大院・医・細胞生理
「蛍光性グルタミン酸可視化プローブEOS−2を用いたシナプス伝達の可視化解析」
A.蛍光性グルタミン酸可視化プローブEOSの模式図.AMPA型グルタミン酸受容体の細胞外領域に存在するグルタミン酸結合領域(点線部分)の精製したリコンビナントタンパク質と蛍光色素Oregon green(アステリスク)との複合体を蛍光性グルタミン酸可視化プローブEOS−2と命名した.
B.過剰量のグルタミン酸添加によるEOS−2の蛍光スペクトルの変化.過剰量のグルタミン酸存在下では約60%の蛍光強度の増強が見られた.
C−E.細胞膜表面に固定化したEOS−2が捉えた培養海馬袖経細胞のシナプスでのグルタミン酸放出.EOS−2のシグナル(C)とFM4−64色素で同定したプレシナプス終末(D).重ね合わせ(E)によってEOS2がシナプスでのグルタミン酸放出を検出していることが確認された.EOS−2によってグルタミン酸の時空間ダイナミクスを優れた空間分解能で可視化することに成功した.