CONTENTS
- CALENDAR - 主な研究集会日程 P.84~
- ABSTRACTS - 第57回西日本生理学会抄録 P.85~
- MOURNING - 内薗先生を追悼する言葉 (板東武彦) P.96~
- RECORDS - FAOPS総会と理事会の報告 (金子章道) P.82~
- INFORMATION - 2007年FASEB腎臓分野サマーリサーチカンフアレンス P.81~
- AFTERNOON TEA - 小林真之「生きている妖精」 P.78~
- AFTERNOON TEA - 上條義一郎「成功体験」 P.78~
- AFTERNOON TEA - 飯塚眞喜人 P.78~
- HELLO PSJ - 「ハズゴーン」この言葉から私のアメリカ留学が始まった (星 秀夫) P.75~
- AWARD - AWARDS 歌 大介 P.73~
- PROFILE - 平井宏和 P.71~
- LECTURES - フアプリキウスの「静脈弁について」:ハーペイ没後350年を記念して (村上政隆) P.54~
- SCIENCE TOPICS - 心筋細胞の新たな容積保持メカニズム (竹内綾子) P.53~
- VISION - 真の生理学の確立を (小川靖男) P.51~
- AWARD - AWARDS 斉藤 健 P.274~
表紙の説明
第83回日本生理学会大会(前橋)
演題番号: 1P3−176
演題: 「異なる週齢のラットにおける筋機械痛覚閾値とC線維受容器の機械刺激感受性」
“Mechanical pain threshold and mechanical sensitivity of C-fiber receptors in the muscle of aged rats”
演者: 田口 徹1, 松田 輝1,2, 那須輝顕1, 水村和枝1
所属: 1名古屋大・環医研・袖経性調節, 2名古屋大学大学院医学系研究科 リハビリテーション療法学専攻
13,80,130週齢のSDラット(各n=6)の筋機械痛覚閾値を経皮的に測定したところ,有意な差は見られなかったものの,130週齢では閾値の低いラットが多い傾向があった.図(左)のような実験セットアップを用いて筋C線維受容器から単一神経記録を行い機械刺激に対する感受性を調べたところ,130週齢ラット(aged)の方が13週齢ラット(young)より有意に増大していた(図右,閾値が低下し,同じ刺激に対する反応が増大).左上:実験セットアップ.左下:長指伸筋一総腓骨神経標本の写真.右:13週齢(上)および130週齢(下)のラットから記録したそれぞれのC線維受容器の応答.1秒間毎のインパルス数を経時的にヒストグラムで示す.ヒストグラム下の横線は刺激期間.Mech.:鋸歯状機械刺激(196mN/10秒),ATP:アデノシン3リン酸(10mM),BK:ブラジキニン(1μM),Heat:熱刺激(50℃).図中の3つの囲みは左からそれぞれ,鋸歯状機械刺激(下,緑)に対する反応の原記録,原波形,受容野(赤点)を示す.