日本生理学雑誌 第68巻 5号

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表紙の説明

第82 回日本生理学会大会(仙台)
演題番号: 3P124
演題:「ラット膵島の膵ポリペプチド分泌細胞における一酸化窒素産生」
“Production of nitric oxide in the pancreatic polypeptide-producing cells of rat pancreatic islet”
演者:石川一志1,葉原芳昭2,小河幸次3,岩元 純1
所属: 旭川医科大学・医学部・看護学科,2 北海道大学大学院・獣医学研究科,3 北海道東海大学・教育開発センター
「ラットの分離膵島における一酸化窒素(NO)産生のバイオイメージング:経時的変化と固定後の蛍光画像」
灌流中の膵島にdiaminnofluorescein-2 diacetate(DAF-2 DA)を作用させ,発生するNO 蛍光を励起光照射開始後1 分毎に蛍光顕微鏡で撮影.長焦点水浸レンズ使用.7 分後には数個の細胞が蛍光を出しはじめ,時間とともにその数が増加する.15 分後,4 %パラホルムアルデヒドで固定してもNO 蛍光は変化せず(図の中央),その後も長時間持続するため,免疫組織化学的染色による細胞の同定などが可能である.白線= 100μm.