日本生理学雑誌 第67巻 6号

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表紙の説明

第81回日本生理学会大会(札幌)
演題番号:2P154
演題:「活動電位を伴う味細胞の応答とシングルセルRT−PCR法による味覚関連分子の発現検出」
“Taste response of receptor cells generating action potentials and detection of their molecular expression by single cell RT−PCR”
演者:吉田竜介,害松敬介,ニノ宮裕三
所属:九州大学大学院・歯学研究院・口腔機能解析学

「ルーズバッチ法による味細胞の味刺激への応答の記録」
A:味細胞応答記録のための実験セットの模式図.刺激ピペットにより単離したマウス茸状乳頭味蕾の味孔付近を吸引保持し,これを介して味細胞の受容膜側のみに味刺激を与える.味細胞の応答は基底外側膜側よりルーズバッチ法にて記録を行う.
B:応答記録時の刺激ピペット先端部の写真卜左側は刺激ピペット,右側は記録電極,中央のドーム状に見える部分が味蕾.
C:ルーズバッチ記録による味細胞応答の例.図中の▼の所より味刺激を開始.この細胞はサッカリン(甘味)にのみ反応し,他の刺激に対しては応答を示さなかった.