平成18年度 (2006年度) 日本生理学会評議員会・総会議事録

日時 平成18年3月29日(水曜日)13時00分〜14時30分 会場 群馬県民会館 B会場(小ホール) 議長 小澤瀞司(第83回日本生理学会大会 大会長) 出席者数 120名 配付資料 日本生理学会平成18年度評議員会・総会次第

 議事

1. 開会の辞:小澤大会長

2. 会長挨拶:岡田会長

3. 庶務報告:岡田会長

岡田会長から会員数は平成18年3月20日現在で一般会員3139名、特別会員27名、名誉会員10名、準会員100名、賛助会員21名であることが報告された。また、第1回常任幹事会が開かれ、各地区の評議員の互選による常任幹事の半数改選が行われ、新常任幹事が選出されたこと、地区別の常任幹事の数について会員数の応じて見直しが行われたことが報告され、地区別以外に設けた常任幹事の特別枠として、non-medicalを代表して少作隆子氏が、若手を代表して松田哲也氏が選出されたことが報告された。また、新役員として、会長に岡田泰伸氏、財務幹事に栗原敏氏、編集・広報幹事に小西真人氏が選出されたことが報告された。

4. 平成17年度会計報告および平成18年度予算案:本間財務幹事

平成17年度(平成17年1月1日から12月31日)会計の決算報告、各種積立金、基金の現状報告が行われた。平成17年度より刊行センターが行っていたJJPに関する会計を生理学会で行うことになったために、生理学会の会計にJJP出版代が加わり、メディカルトリビューン社に支払われたこと、日本学術振興会から出版補助金として350万円が支給されたとの説明があった。IUPSの積み立ては大会の余剰金を充当していること、また、賛助会費は賛助会費積立金として貯めていることが報告された。栗原会計監事より会計監査を行ったところ適正に行われていることを確認した旨報告され、決算は承認された。次いで、平成18年度予算案について審議された。大きな変更点は、評議員はJJP購読を努力目標としていたがこれを止め、評議員はJJPを購読することとし、評議員の会費はJJP購読料相当分を含むものとして会費を値上げすることとしたこと、及び、18年度からはJJPはJournal of Physiological Sciences (JPS) となったとの説明があり、予算案は原案通り承認された。

5. 法人化委員会:本間財務幹事

日本生理学会は、従来、任意団体として運営されていたが、税務面での透明性が要求されると共に、社会的に認知された団体とするため、法人化を検討してきた。法人にも種類があるが、社団法人とすることは財政的な面で不可能であり、有限責任中間法人の設立が最も適当であることが説明された。次いで、有限責任中間法人日本生理学会の定款(案)が提案され、意見の集約を迅速化するため、中間法人生理学会の社員は日本生理学会の常任幹事とし、目的は、生理学会と、生理学会大会という人格なき社団の管理並びに会計監査とすること、また、3年後に行われるIUPS2009も人格なき社団として中間法人の管理下に置くこと、出資金300万円は、日本生理学会の余剰金から充当することが提案され、承認された。

6. 将来計画委員会:前田委員長

日本生理学会の会長の選出方法、任期満了の1年前に選出された次期会長を常任幹事会の構成員とすること、副会長の設置と役割ならびに選出方法、地区常任幹事の欠員補充方法と、それに伴う生理学会規約の変更についての説明があり、承認された。これを受け、岡田会長より、会長の任期は4年間であるが、現会長・副会長は2年で自主的に辞職することとするとの発言があった。

7. 編集・広報委員会報告:岡田編集・広報幹事

本委員会の開催状況、日本生理学雑誌と学会ホームページ(PSJ-Web)の編集状況の報告があった。また、終了した地方会などのウエブページはデータベースとして保管するため、データ提供の依頼があった。

8. JPS編集委員会報告:岡田委員長

2005年12月までJJPとして野間委員長が、2006年1月よりJPSとして岡田委員長が編集主幹となって発刊されていることが報告された。岡田委員長より出席者に投稿の要望があった。

9. 会員委員会:持田委員長

平成18年度評議員候補者について43名を評議員に推薦することが審議され、承認された。地区別常任幹事数を、会員数に合わせて見直し(東京7名を5名に変更)、特別枠として医学部生理学教室以外からということを意識して2名選考したことが報告され承認された。会員数はほぼ横ばいであるが、長崎大会を境に200名減っており、岡田会長から出席者にその理由についての情報提供の依頼があった。また、本間会員より佐藤昭夫会員を特別会員に推薦したい旨提案があり、推薦内容が紹介された。また、石崎会員より江橋節郎会員を特別会員に推薦したい旨提案があり、推薦内容が紹介され、両氏を特別会員とすることが満場一致で承認された。

10. 選挙管理委員会:川上委員長

常任幹事、科研費審査員の選挙結果が報告され、後者については、日本学術振興会への情報提供を行ったことが報告された。

11. 教育委員会報告:松尾委員長

教育委員会シンポジウムとして本大会で行うモデル授業ならびに、実習ビデオ供覧を行っていることが報告された。

12. 学術研究委員会報告:久保委員長

生理学会大会における発表の英語化についてのアンケートを行っていること、また、来年度の生理学会大会に向けて、Named Lectureの実行、各種シンポジウムの申し送りを行っていることが報告された。

13. 研究倫理委員会報告:板東委員長

実験動物の管理基準について変更があることが報告された。動物実験に関する基準を文部科学省が作るが、学術会議が動物実験のガイドラインを作る予定で、パブリックコメントの募集が行われており、宮下会員が窓口となることが報告された。特定外来動物に指定されているものについて変更があり、食用ガエルが外来生物に認定されたため、学生実習に使用しているところは、許可が必要であるとの説明があった。また、ケタミンが麻薬指定されたので、ケタミンを使用する場合には許可を得る必要のあることが説明された。

14. 男女共同参画推進委員会報告:水村委員長

本大会におけるポスターの掲示、ワークショップなどが紹介された。大会中の託児所の利用について、本大会では7名の利用があったことが報告された。

15. 賞選考委員会報告:久場委員長

日本生理学会奨励賞とJJP優秀論文賞の選出について報告があった。また、グループディナー賞の学会による公認化をすすめていくとの報告があった。

16. 若手の会運営委員会報告:松田委員長

昨年のサマースクールは200名の参加者があったこと、また、本年は代々木で行い、詳細はホームページに掲載することが報告された。また、高校生以下を対象としたサイエンスカフェの活動をすすめることと、群馬大会でおこなわれるシンポジウムについて報告があった。

17. IUPS2009大会組織委員会報告:宮下委員長

3年後に行われるIUPS2009のシンポジウムの募集は来年2月に開始するが、42の国際シンポジウムとは別に日本生理学会の枠を設けることが報告された。財務的には1億7,000万円の予算枠だが、これでも厳しいので支援の依頼があった。また、栗原幹事より、この予算は1,000万円のマイナス予算であり、大会への登録費を35,000円として、ひとりでも多くの参加者を募りたいとの依頼があった。資金面については、公的な財源を調査し応募中であること、また、トラベルグラントと皇族の出席の依頼を検討していることが報告された。

18. 国際生理科学連合報告:金子会長

IUPS本部の活動の概要が報告された。2009年のIUPSのトラベルグラントについては、25,000ドルを上回るサポートを検討していることが報告された。

19. アジア太平洋州生理科学連合報告:金子理事

FAOPSが本年の10月にソウルで行われること、また、本大会でFAOPSのブースを展示していること、日本からは約20名が参加する予定であることが報告された。

20. 第84回(平成19年)日本生理学会大会(大阪大会)の準備状況について:山本大会長

会期は2007年3月20日-22日、大阪国際交流センター(上本町)で行う準備が進められていることが紹介され、すでにホームページが立ち上がっていることが報告された。

21. 第83回(平成18年)日本生理学会大会(群馬大会)報告:小澤大会長

総演題数等の大会規模についての報告があった。また、仙台大会で始めたNamed Lectureは今後継続して実施していくこと、大会の国際化の促進のために、一般演題の口演は英語で行い、外国人の参加を公募し、13名に10万円ずつTravel Grantを支給したことが報告された。アフリカからの参加者が2名あったが、日本のビザの取得手続きが煩雑であったことが追加報告された。また、最終日の夕刻に市民公開講座「ベルツ博士と温泉」をA会場で開講することが報告された。

22. 謝辞

群馬大会大会長に対して岡田会長より謝辞が述べられた。

23. JJP平成17年度優秀論文賞(入澤賞)及び平成18年度日本生理学会奨励賞表彰

優秀論文賞が石田英之氏、学会奨励賞が竹内裕子氏と村田喜理氏に授与された。