平成17年度 第2回常任幹事会議事録

日時
平成17年12月3日 午後1-5時
場所
損保会館(東京)

出席者
青木  藩、赤池 忠、明間立雄、板東武彦、川上順子、佐久間康夫、本間生夫、宮下保司、持田澄子、伊佐 正、久場健司、福田敦夫、水村和枝、大森治紀、津本忠治、松尾 理、丸中良典、辻岡克彦、徳田雅明、前田信治、今永一成、小杉忠誠、吉村 恵、久保義弘、岡田泰伸、金子章道、倉智嘉久、栗原 敏、野間昭典(JJP編集委員長)、松田哲也(若手の会代表)、小澤瀞司(次期大会長)、鯉淵典之(次期大会事務局長)

欠席者
今泉和彦、渋木克栄、西野仁雄、能勢 博

報告及び協議事項

1. 会長代行挨拶

岡田会長代行から出席者に対し日頃の学会運営に対する謝辞が述べられ、本日の常任幹事会において、会員委員会からの地区代表常任幹事数改訂に関する提案、法人化委員会からの生理学会法人化の提案、将来計画委員会からの学会執行部の新選出法の提案などの重要事項の審議をお願いするようになるとの本会議の内容の紹介と協力要請が述べられた。

2. 庶務業務

岡田会長代行から、会員数に関して平成17年11末日現在で一般会員3357名、特別会員27名、名誉会員10名、準会員118名、賛助会員18名であることが報告された。また2名の特別会員と4名の評議員の御逝去に対して弔意が述べられた。ノバルティス科学振興財団の研究集会助成候補者として吉村由美子氏を推薦したこと、5件の研究集会等への後援・協賛を行ったことが報告された。

3. 編集・広報委員会報告

岡田編集・広報幹事から、本委員会の開催状況、日本生理学雑誌の編集状況、PSJ-Webの更新状況及び外注リニューアル進行状況が報告され、Vision、各種委員会報告、Science Topics記事執筆者候補推薦に関する協力依頼があった。

4. JJP編集委員会報告

野間委員長からJJP編集・発行状況について報告があった。JJPからJPSに移行する平成18年1月より岡田泰伸委員が編集委員長の任に就くこと、生物物理担当エディターが葛西道生委員から曽我部正博委員に交代することが報告された。また、JPSキックオフシンポジウムの準備状況が報告され、JPS誌の表紙案が紹介された。

5. 財務報告

本間財務幹事から平成17年度会計の(1月1日から11月30日の)中間報告、各種積立金、基金の現状報告が行われ、本年度に限り新たに発生したJJP購読料徴収の状況説明が行われた。

6. 法人化委員会報告

本間委員長から学会法人化に関する検討状況が報告された。その必要性とメリットが述べられ、法人化の方法のいくつかの具体案が比較紹介され、中間法人日本生理学会の設立の方向が提案され、了承された。

7. 会員委員会報告

持田委員長より本委員会の協議状況が報告された。また常任幹事定員の地区別会員数に見合った見直しの提案が行われ、審議の結果、東京地区7名を5名とすることとなった。更には、特別枠常任幹事選出基準として、若手、女性に加えて医学生理学以外の分野・所属を考慮してほしいとの要望が出され、承認された。特別会員として、江橋節郎氏、佐藤昭夫氏が推薦され、審議の結果、承認された。最後に、新会員獲得と消滅会員防止の方策に関する検討結果の報告が行われた。

8. 教育委員会報告

松尾委員長から、MCQ問題集発行、群馬大会モデル授業、モデル・コア・カリキュラム改定提言などに関する準備状況が報告された。医師免許以外の国家試験問題の生理学的記載に誤りが多いこと、高校の生物学教科書に生理学的知見の記載が少ないことなどの問題が指摘され、今後その対策を検討していくこととなった。

9. 学術・研究委員会

久保委員長から、2006年群馬大会への教育講演、シンポジウム、Named Lectureに関する企画が提案されたこと、2007年大阪大会における解剖学会との相互乗入シンポジウムなどの交流を依頼したこと、委員を2名追加したことが報告されたNamed Lectureの今後の扱いが議論され、田原、荻原両氏を冠したものを今後も継承していくことが了承された。

10.  研究倫理委員会報告

板東委員長から、動物愛護管理法の改正案が公布されたこと、これに伴い生理学会を含む動物実験関係団体からのヒアリングが文部科学省ライフサイエンス課で行われたこと、実験動物輸入規制に関しては高度な衛生管理が行われている場合には個々の施設の輸出国政府による指定は不要となったことが報告された。

11.  将来計画委員会報告

前田委員長より、日本生理学会の執行部の選出方法に関する委員会案が提出された。その骨子は、?会長の公選(評議員による選挙)と任期4年、再任不可、?次期会長の任期満了1年前の選出・決定、?2名の副会長(任期4年)の会長による指名と常任幹事会での承認、の3点であり、そのタイムテーブルとしては、?は平成18年度中、?は平成19年度春の総会、?は平成19年度秋の常任幹事会で実施され、そのための会則改定は平成18年度春の総会で行う必要があるという案が提出された。会長候補者の推薦方法など、細部の提案を待って、継続審議することになった。また、「生命の理(いのちのことわり):生理学教育と研究における問題と提言」をとりまとめ、日本生理学雑誌、学会Webに掲載されることが報告された。更には、各種委員会へも若手研究者を加えてほしいとの要望がなされた。

12.  男女共同参画推進委員会報告

水村委員長から、仙台大会、群馬大会における第1、2回男女共同参画シンポジウムの開催状況及び企画状況が報告された。また、男女共同参画学協会連絡会における活動状況や、アドバイザー制の開始状況が報告された。

13.  賞選考委員会報告

久場委員長から、平成18年度奨励賞への応募は4件であったことが報告された。また、グループディナー賞を学会賞の1つとして位置付け直すという提案を次回行う方向で検討中であることが報告された。

14.  若手の会運営委員会報告

松田委員長から、現在の会員数が560名であること、仙台大会での若手の会シンポジウムの開催状況、平成17年8月のサマースクールの開催状況、群馬大会での若手の会シンポジウムの準備状況が報告された。また、サマースクールにおいて若手20名の学会入会を受け付けたことが報告された。若手の会運営委員に次大会、次々大会の大会長が委員を1名推薦することが提案され、常任幹事会で承認された。

15.  IUPS2009組織委員会報告

宮下会長より第8、9回組織委員会の開催状況、岡田副会長より総務委員会の活動状況及び1st Circularが発行されたことの報告があり、倉智副会長よりプログラム委員会の活動状況及び1月20-21日に国際プログラム委員会開催予定の報告があり、栗原財務委員長より財務委員会の活動状況及び支援資金募金の中断と再開予定の方針が報告された。順調に取組準備が進んでいること、しかし財政状況が厳しいことが報告され、会員からの種々の取組への参加・協力が要請された。

16.  日本学術会議報告

金子旧研連委員長より第19期は2005年9月で終了し、10月から新体制となったこと、宮下新会員より新体制の立ち上げ状況が報告された。

17.  IUPS報告

金子会長よりIUPS Long-Range Planning Committee (LRPC)が立上がったことの報告があった。

18.  FAOPS報告

金子理事より、次回のFAOPS Congressが2006年10月15-18日にSeoulにて開催予定であり、日本からの多数の参加が期待されていることの報告があった。11月以降の新理事候補の推薦の依頼があった。

19.  第83回日本生理学会大会(群馬大会)準備状況報告

小澤大会長より、2006年3月28-30日に群馬県民会館と前橋商工会議所で開催される群馬大会の準備が順調に進んでいることの報告があった。

20.  第82回日本生理学会大会(仙台大会)報告

円治大会長より文書で1621名の参加を得て成功裡に終了したことが報告された。

21.  地方会からの報告

中四国、東京、九州、近畿、中部からの地方会開催状況が報告された。

22.  2009年生理学会大会長について

IUPS2009と同時開催される第86回日本生理学会大会の大会長として丸中良典教授(京府医大)が決定された。

R23.  前回の議事録の承認

前回の議事録が承認された。