平成15年度 第1回常任幹事会議事録

日時
平成15年3月23日午後1時?5時

会場
福岡ガーデンパレス

出席者
青木 藩、福島菊郎、丸山芳夫、城所良明、貴邑冨久子、野村正彦、山岡貞夫、小西真人、本間生夫、御子柴克彦、宮崎俊一、岡田泰伸、久場健司、曽我部正博、西野仁雄、水村和枝、大森治紀、高木 都、野間昭典、梶谷文彦、前田信治、松井秀樹、今永一成、河南 洋、吉村 恵、久保義弘、小泉 周、能勢 博、金子章道、栗原 敏、倉智嘉久、河田 薄(当番幹事)、本郷利憲(生理研連委員長)、伊佐 正(研究倫理委員会委員長代理)、奥村 哲(若手の会)

欠席者
泉井 亮、板東武彦、岡野栄之、佐久間康夫、宮下保司、彼末一之

報告事項

  1. 会長挨拶
    金子会長から出席者に対し謝辞が述べられた。引き続き、生理学の復権を目指す今期の活動指針が述べられた。続いて庶務報告が行われた。
  2. 財務報告
    宮崎財務幹事から平成14年度会計の決算報告が行われ、栗原会計監事から会計監査を行ったところ、適正に行われていることを確認した旨の報告があった。決算は承認された。
  3. 編集報告
    岡田編集・広報幹事から日本生理学雑誌に関して報告が行われた。今後、日生誌には邦文による原著、短報論文は掲載しないこととする編集方針が提案され、これを承認した。
  4. JJP編集委員会報告
    野間JJP編集委員長から編集状況の報告、編集委員の改選結果報告、入澤賞の選考結果報告、名称変更に関するアンケート調査結果の報告が行われた。循環生理の菅委員から大橋俊夫委員へ、環境生理の黒島委員から河合委員へ交代された。また、環境生理のうちExercise生理に関する論文投稿数が多いので、これを環境生理から分離し、能勢委員が担当することとなった。本年の入澤賞の選考に当たっては33名の査読協力者にも投票を依頼して選考を行った。名称変更に関しては賛成20名、反対18名であったので継続して検討することとした。今後、JJPへの投稿はメールを利用し、PDFファイルで投稿してもらうこととした。また、JJPの会計を改善するため、未購読の評議員に購読してもらうよう協力に勧誘する方針であることが報告された。
  5. 評議員選考委員会報告
    貴邑評議員選考委員長から平成15年度評議員の申請が24件あり、適任であるので全員を常任幹事会に推薦することとした旨の報告があり、審査の結果、常任幹事会としては原案に賛成し、評議員会へ提案することとした。
  6. 教育委員会報告
    河南委員長から2回開催された委員会の報告が行われた。福岡大会で教育シンポジウムを開催すること、札幌大会でモデル講義のシンポジウムを行う予定であること、基礎配属の医学部学生やコメディカルの修士学生などの研究成果を生理学会大会で発表できるようにして欲しい旨の提案があった。
  7. 学術・研究委員会報告
    大森委員長から科学研究費キーワードの見直しについて、生理学会から学術会議生理学研連へ提案を行ったことが報告された。生理学会大会の英語化スケジュールを再確認して欲しい旨の提案があり、これを確認した。次に、大会における非会員のシンポジストは大会登録料を免除して欲しい旨の提案があり、賛成多数でこの方針を承認した。また、外国のシンポジストの参加が増えると費用も増加することから、登録料を?8000から?9000に値上げすることが提案されたが、学術研究委員会で経費を試算し、次回の常任幹事会へ具体案を提案することになった。
    科研費キーワードに関しては応募、審査とも0の1分子生理・筋分子モーターについて属する細目を含め見直しをすることとした。
  8. 研究倫理委員会報告
    坂東委員長欠席のため伊佐委員から報告があった。諸報告のほか動物実験の必要性について社会へアピールするためWebなどで広報活動を行う予定であること、そのための原稿を江連委員が準備中であることが報告された。
  9. 将来計画委員会報告
    高木委員長から報告があった(詳細は資料参考)
  10. 賞選考委員会報告
    瀬山委員長から平成15年度の奨励賞受賞候補者として、小武海 公明氏と吉村 由美子氏選考したことが報告され、全会一致で承認された。
  11. 若手の会報告
    小泉幹事から、若手の会合宿、シンポジウム、サマースクールについて報告があった。また、小泉幹事が留学のため常任幹事会の出席が出来なくなる場合、若手の会の奥村氏をオブザーバーとして常任幹事会に出席させて欲しいとの要望があり、全会一致でこれを了承した。
  12. 男女共同参画推進委員会報告
    水村委員長から委員会の活動報告と、福岡における保育所開設に関する経緯、学・協会連絡会設立に関する報告、科研費の取り扱いの変更点(出産・育児休暇中は科研費の中断が可能になったこと)の説明があった。
  13. 日本学術会議生理学研究連絡委員会報告
    本郷研連委員長から科研費キーワードの改定についての報告、科研費審査細目担当研連は昨年度と同様にする旨説明、学術会議のあり方に関する総合科学技術会議での審議の模様が報告された。
  14. IUPS組織委員会報告
    栗原IUPS財務委員長から心臓財団に対するIUPS支援基金の募金応募状況が報告され現在までに延140人から約656万円の払い込みがあったことが報告された。
  15. IUPS役員会報告
    金子IUPS第一副会長から4月8-11日にサンディエゴで役員会と国際プログラム委員会が開催される予定であることが報告された。
  16. 第81回日本生理学会大会(札幌大会)準備状況の報告
    青木藩当番幹事から第81回日本生理学会大会(札幌大会)の方針が説明された。

協議事項

  1. 前回議事録の承認について
    原案通り承認された。
  2. 会則の改定について
    本間生夫会則委員長から説明があり、
    1.入会時の評議員による紹介を削除し、所定の書式により正会員の紹介により入会可能とする
    2.常任幹事会の司会を会長とする
    3.当番幹事は総会・評議員会の司会をする
    4.常任幹事が任期中に所属地区を変更した場合、次回選挙時までは常任幹事を続けること、4年任期の場合でも2年毎の選挙時には改選の対象とすること、そのための各地区の改選数の表を定員のみの表示とすること
    の4点の改定が承認された。
  3. 平成15年度の予算案について
    宮崎財務幹事から説明があった後、原案通り承認された。
  4. 特別会員の推薦について
    入来正躬評議員を特別会員に推薦したいという申請があり、審査の結果これを評議員会に提案することとした。
  5. 日本生理学会科学研究費審査員選出規定の廃止について
    科学研究費審査員を公平に選出することを目的として日本生理学会独自の選出規定が設けられてきたが、審査員候補者数が大幅に増えたこと、継続して審査員を務めることを禁止した期間が短くなったことなどから、学会の選出規定はこれを廃止し、今後は学術会議(学術振興会)の選出手続きに沿って選挙を行うこととした。