学術・研究委員会議事要旨(H17.12. 3)

日時
平成 17年 12月 3日 午前10:30 -12:00

場所
損保会館(東京)

出席者
青木 藩、今永一成、大森治紀、小澤瀞司、久保義弘(委員長)、倉智嘉久、白尾智明、山田武範、山本 隆

欠席者
伊佐 正、小西真人、丹治 順

議事要旨

1. 今回の委員会より加わることになった、白尾智明委員(群馬大会プログラム委員長)、山本隆委員(大阪大会大会長)を紹介した。両委員については、次期学術研究委員会においても委員会メンバーに加えていただくよう、次期委員長に申し送ることとした。

2.  群馬大会の準備状況について、小澤委員、白尾委員より、(1) 国際化の助となるtravel award を実施することとし、応募が寄せられていること、(2) 英語での一般口演を行うこと、(3) YFI シンポジウムと題した若手研究者・外国人研究者を主対象とするシンポジウムを企画していること、(4) named lecture については、今後も継続することを視野に入れて、IUPS 委員会と群馬大会プログラム委員会が合同で企画を行い、田原、萩原、高木記念レクチャーを行うことになったこと等が、報告された。

3.  福岡、札幌、仙台、群馬大会で、進められてきた大会の英語化を振り返るために、群馬大会後、アンケートを行うことになった。実施時期は、本委員会の任期後となるが、実施に向けて本委員会で準備し、Emailにて送付すると共に、大会中にアンケート用紙を配布し、両方から回収することにした。なお、IUPS2009 を見据えると、大会の英語化を後戻りさせることは現実的でないため、英語化の是非を問うというスタンスではなく、大会の英語化にまつわる問題点を明確にし、それを解決するための方策(例: 地方会のさらなる充実策)を求めるというスタンスで行うこととした。

4.  大阪大会の準備状況について、山本委員より、(1) コアメンバーが決定したこと、(2) 解剖学会、薬理学会との合同開催は、今回断念したこと、(3) 特別講演者を決定したこと、(4) ポスターセッションは午前午後で張り替えとせざるを得ないこと等が報告された。本委員会から、山本委員(大会長)に対し (a) 解剖学会、薬理学会等との相互乗り入れシンポジウムを積極的に企画すること、(b) これまでの通例に従い、プログラム委員会に、若手の会、学術研究委員会等から委員を加え、学会関連のシンポジウムを継続して実行すること、(c) 群馬大会で開始したtravel awardの実施について前向きに検討することを依頼した。

5.  Named lecture の、今後の大会における取り扱いについて議論した。仙台大会で開始された経緯、群馬大会が実施を決定した経緯について、倉智委員、小澤委員が、それぞれ説明した後、議論を行い、常任幹事会に対する以下の提案をまとめた。「日本人の生理学者を顕彰する意味合いを持つnamed lecture を行うことの意義は大きい。また、この継続は、IUPS2009日本大会において、厳しい国際競争の中、日本人のPlenary Lecture 講演者を確保することに対しpositive に作用する効果も期待できる。そのため、Named lecture を継続して実施することを提案する。具体的には、仙台大会、群馬大会で行われた(る)田原レクチャーと萩原レクチャーについては、それぞれ植物生理、動物生理の代表として継続して行い、それと共に各大会の独自色を発揮した Named lecture の実施を検討することを提案する。」常任幹事会において、議論の後、IUPS2009 までこの方針を継続することが承認された。さらに IUPS2009 後も、形式・実施方法を検討しつつ、継続を前向きに検討するべきであるとの意見が出された。

(久保 義弘)