平成18年度第2回日本生理学会教育委員会議事録

日時
平成18年9月16日(土)13時30分~16時30分

会場
順天堂大学医学部803カンファレンスルーム

出席者
松尾 理(近畿大)、河合 康明(鳥取大)、岡田 隆夫(順天堂大)、石松 秀(久留米大)、森田啓之(岐阜大)、鯉淵典之(群馬大)、渋谷 まさと(女子栄養大)、山下 俊一(日本大) (順不同)

欠席者
川上 順子(東京女子医大)、椎橋 実智男(埼玉医大) (順不同)

議長: 松尾 理委員長
書記: 山下俊一

協議事項

1.モデル講義演者選定

次回生理学会大会に向けて4名のモデル講義演者が推薦された。各演者とは講義内容を含めて交渉を行い、11月中に人選を完了し、常任幹事会で報告する。生理学教育に対する幅広い関心を集めるために、医学領域以外の教員によるモデル講義も含めることにした。前回までのモデル講義のWeb閲覧をさらに広めるため、日生誌に広報の文書を載せ、PWなどはMLで案内することにした(文書は委員長が原文を書くことにする)。

2.ライフサイエンス系学部対応の初級MCQ問題集編集

マーケットサイズが最大であることを考慮し、看護系を対象としたMCQ問題集を編集・発行することにした。その他のライフサイエンス分野に関しては、それぞれの分野に対応する問題を補足の形で加えることにしたい。従来の経過から、岡田先生を中心に出版社との交渉などを進めてもらい、担当分野を教育委員会の委員および看護系の教員で割り振ることにする。

3.e-learningシステム「一歩一歩学ぶ医学生理学」の英語化

同システム(http://physiology1.org/で公開中)に対して生理学会がどのような支援を行うことができるかを検討した。その結果、全問にわたる監修と英語化を行うこととし、具体的な作業手順の策定に入る。担当分野を渋谷先生が中心になって決め、英語化の作業が早期に完了することを目指す。

4.生理学教育教材とJournal of Physiological and Medical Education (JPME)

JPME(http://jpme.jp)への投稿と通じて、教材作成者の著作権の担保、教育資源への貢献度評価、web等への公開をシステム化することを決定した。JPMEにより生理学教育教材全般にわたる作成モチベーションを高め、拡充の便利を図るものである。また、モデル講義や「生理学教育を語る会」等での提案も積極的にJPMEに掲載していく。今後、JPMEの編集・発行方針や2次利用等で発生する具体的問題点の検討を行う。そのため、早急に投稿し、JPMEを定期的に発信しやすい状況をつくりだす。そのため、編集委員会など組織を渋谷先生が中心になって整える。

5.生理学会ホームページへの「教育」メニューの設置

現状では生理学会ホームページ内に教育にかかわるアナウンスや教育資源に対するリンクを提供する場がないため、「教育」メニューの設置を編集・広報委員会と共同で進める。このことに関する情報交換や交渉などを山下先生に行ってもらう。

6.実習ビデオの件

河合先生を中心に動物委員会とコンタクトして、中身の問題点を指摘してもらうことになっているが、進展がないので、催促してもらうこととした。

7.その他

モデルコアカリキュラム改訂への対応,IUPS教育ワープショップ、生理学教育を語る会報告等が話題になった。

以上