場所
札幌コンベンションセンター103号室
日時
平成16年6月4日(金) 15時-17時20分
出席者
岡田、小田-望月、彼末、金子、鈴木、菅原、高木、水村(改選前の委員で開催)
報告(水村)
- ワークショップ報告: 「メンター制度についての勉強会-女性研究者がメンター制度に望むこと」が、6月3日(木)18:45-20:00に札幌市男女共同参画センター、 4F中研修室で生理学女性研究者の会と共同で開催され、35名近い参加があったことが報告された。(詳細はワークショップ報告に記載)
- 男女共同参画学・協会連絡会活動報告: 文科省の補助金を得て15年7-10月にかけて実施したアンケート ’21世紀の多様化する科学技術研究者の理想像-男女共同参画推進のために’ に 対し約1万9千名(対象約20万人)からの回答があった。集計結果の報告書が作成された(学・協会連絡会のホームページhttp://annex.jsap.or.jp/renrakukai/ で見る ことができる)。生理学会分のデータを入手し、杉浦ミドリ 氏(学泉大学)の強力を得て今後解析をすすめていくことが報告された。
- 札幌学会保育室実施状況: 大会幹事校の全面的な協力の下、前回の福岡大会と同様に会場内に保育室を設置した。保育料は一人1日2千円。保育室の借用料は大会幹事校持ちで、 学会補助は昨年同様5万円で運営した。シッター派遣業者は NPO 法人’チャオ’。保育利用者は3日間で述べ25名(7家族であった)。
議事
- アドバイザー制について: ワークショップ「メンター制度についての勉強会」の報告に基づいて議論した。会場でメンター制についてのアンケートを行ない、49通を回収した。数が少ないので、会員の意向を十分反映しているとはいえないが、アドバイザー制に何らかの期待(自分または他の人が利用する可能性あり)と答えた人が42人
あった事から、今後アドバイザー制を具体化していくこととなった。前回の委員会で問題になったアドバイザーの匿名性について、出席委員の大半から原則として匿名でないほうが良いとの意見が出た。ワークショップでは、メンターの側も、若い人たちの考えを知る上でメリットがあるとの認識が示され、アドバイザーにも今後これを訴えていきたい。
また、ワークショップで紹介された「メンターカフェ」を参考として学会時に「メンターランチ」として取り入れたらどうかと言う意見があり、シンポジウムとも絡めて、今後議論していくことになった。 - 仙台学会時のシンポジウム開催について: 学会の正規の時間帯にシンポジウムを開くことについては合意が得られた。テーマには
- 男女共同参画を科学政策と研究者育成という観点(講師は文部科学省や内閣府の担当者など)
- 身近な視点から男女共同参画をとらえた話題(子育てと研究、子育てと留学、男性の子育て参加、など)
の2本の柱を据えて、準備を進めることになった。
(小田-望月紀子、水村和枝)