うま味研究会 第27回研究会助成について

うま味研究会は、基本味である“うま味”の科学的研究に対して助成を行っており、特に若手研究者の支援をしたいと考えております。

募集期間:
2020年7月~2020年10月31日

【募集研究分野】下記の4分野で募集いたします。ご応募の際には、いずれかをお選びください。

★今年度もテーマ特定助成を募集いたします★
従来から実施してまいりました「うま味に関する基礎研究」及び「うま味に関する応用研究」という広範な分野での募集に加え、よりテーマを絞り込んだ「テーマ特定助成」を募集いたします。

  • うま味に関する基礎研究(生理学、分子生物学、神経科学など)
  • うま味に関する応用研究(栄養学、食品科学など)
  • テーマ特定助成1:「うま味物質の減塩への貢献の本質に関する科学的研究」
    うま味物質の減塩への貢献については、これまで複数の官能評価研究が実施され、うま味物質が減塩食の嗜好性を高める事が報告されており、世間や栄養士、研究者の皆様の注目を集めています。このうま味物質の効果を客観的に説明するため、官能評価のみに頼らない新たな切り口のエビデンスが求められております。研究の視点、方法が独創的なものであり、その成果が「減塩におけるうま味物質の役割」という課題に対し新しい科学的知見を加えることが期待できる研究に対し、助成を行いたいと考えています。
  • テーマ特定助成 2:「ヒトの母乳には他の動物より遊離グルタミン酸が多く含まれることの意義の解明に寄与する研究」
    ヒトの母乳は他の動物より遊離グルタミン酸濃度が高く、乳児はうま味を認知していると考えられます。また、ヒトのうま味受容体は他の動物と異なりグルタミン酸に特異性が高いことが知られています。これらのことから、ヒト乳児の栄養摂取・発達に遊離グルタミン酸が何らかの意義を有する可能性が考えられ、また、ヒト母乳中のグルタミン酸濃度が高いこととうま味受容体の分子進化との関連性が示唆されますが、現在ほとんど未解明です。(現在リンクを準備中です)

詳細:https://www.srut.org/subsidize/saboutline/