京都大学医学研究科 メディカルイノベーションセンター(SKプロジェクト)システム神経回路研究グループ(PI: 小川 正晃) 特定研究員(ポスドク)募集について

1. 概要

 我々、システム神経回路研究グループ(PI: 小川正晃 特定准教授)は、京都大学と塩野義製薬の産学連携プロジェクト(SKプロジェクト)により、2018年4月からスタートした新しいグループです。精神疾患の病態理解、および治療への応用を目指して、げっ歯類を用いて、報酬に基づく学習における脳領域間の神経回路の作動機構を解明します。特に、中脳ドーパミン細胞や前頭前野の役割に焦点を当てます。

 今回、報酬に基づく学習課題遂行中ラット(やマウス)の多数神経細胞活動in vivoイメージング、および、それと光遺伝学法(オプトジェネティックス)による脳領域間神経回路の活動制御を統合する研究を、主体的に推進していただける博士研究員(ポスドク)1名を募集します。

2. 職種・分野等

特定研究員(特定有期雇用教職員)・京都大学大学院医学研究科 メディカルイノベーションセンター SKプロジェクト(所在地:京都市左京区聖護院川原町53)

3. 応募資格

博士号を有するか、取得見込みの方で、以下のいずれかに該当し、研究を主体的に推進する強い意欲をお持ちの方。

・ 行動中動物の神経細胞からの、カルシウムなどのin vivoイメージング技術に習熟している方。

・ 多数神経細胞活動データ処理などの解析技術、またはウイルスベクターなどを用いた神経回路標的技術に習熟している方。

・ 動物心理学・遺伝子改変げっ歯類・電気生理学・光遺伝学・計算論などを用いた統合的アプローチにより、報酬に基づく行動の神経回路レベルの作動機構を解明する研究に資する技術をお持ちの方。

4. 募集人数

1名

5. 着任時期(採用予定日)

採用決定後できるだけ早い時期 (応相談)〜最長で平成35年3月31日まで。

(ただし、勤務実績に応じて年度ごとの更新)。試用期間あり(6ヶ月)。

6. 待遇給与等

京都大学の給与支給基準に基づき、能力・経歴により決定(年俸制)。文部科学省共済組合、厚生年金、雇用保険および労災保険に加入。手当なし。

7. 提出書類

下記(1)~(5)の書類を、下記問い合わせ先に郵送(封筒表に「SKプロジェクト(システム神経回路グループ)特定研究員応募書類在中」と朱書き)、あるいはPDFファイルにて電子メールで送付してください(なお、電子メールでご送付いただいた場合、採用決定後に原本の提出をお願いすることになります)。書類選考のうえ、面接を行います。面接等詳細は、別途連絡します。

(1) 履歴書(写真を添付、Emailアドレスも記載)

(2) 研究業績一覧(様式自由)

(3) 1) これまでの研究成果の概要、2) もっとも習熟している技術、3) 志望動機と抱負、   を記述(A4で~2枚程度)                                                                                               (4) 応募者の照会が可能な2名の氏名と連絡先   (原則、現所属長を含む。選考が進んだときに、推薦書をお願いできる方)                                                                   (5) 申告書(様式あり・以下のページに掲載)

 http://www.med.kyoto-u.ac.jp/researcher/koubo/oubo-syorui-yoshiki/

 (医学研究科HP>研究者の皆様へ>応募書類様式>申告書>特定有期雇用教職員等)

8. 応募締め切り

適任者が決定次第、募集を終了します。

9. 応募書類送付先、問い合わせ先

〒606-8507 京都市左京区聖護院川原町53

京都大学大学院医学研究科 メディカルイノベーションセンター SKプロジェクト

システム神経回路グループ 特定准教授・PI 小川 正晃

TEL: 075-366-7475

E-Mail: ogawa.masaaki.7m*kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

応募前に、お気軽にEmailでお問い合わせいただくことも可能です。

10. 備考、その他

選考過程及び採否の理由については一切お答えいたしかねます。提出していただいた書類は、採用審査にのみ使用します。正当な理由なく第三者への開示、譲渡および貸与することは一切ありません。                                               応募書類はお返ししませんので、予めご了承願います。京都大学は男女共同参画を推進しています。女性研究者の積極的な応募を期待しています。