ポストドクトラルフェローの募集（Cardiovascular Research Center, Rhode Island Hospital/Brown University）

Cardiovascular Research Center　（CVRC), Dept Medicine, Rhode Island Hospital (RIH) The Warren Alpert Medical School of Brown Universityでは、最先端の分子生物学・生理学・組織学・計算科学的手法を駆使して、心臓機能を分子レベルから臓器機能まで総合的に解明し、心不全、心筋梗塞、不整脈を含む様々な心臓病に対する新しい治療方法の開発を目指しています　（研究所HP:　 http://cvrc.brownmedicine.org/）。

Cardiovascular Research Centerには、約10研究室が所属し、我々、大内研究室　（主任　大内　仁）は、アドレナリン受容体刺激による心筋興奮収縮/代謝連関に関する研究を進めております。今回、大内研究室は、アドレナリン受容体刺激下での心筋ミトコンドリアにおけるカルシウム取り込み制御機構に関する研究を行なって頂ける若干名の博士研究員を募集いたします。本研究は、アメリカ心臓協会(American Heart Association, AHA)ならびにRhode Island Hospitalの援助の下、行われます。本課題は、大内研究室だけではなく、アメリカ国内外の複数の研究室との共同研究にて推進されます。大内研究室は単離ミトコンドリア、単離心筋細胞、心筋組織、遺伝子改変動物モデルを使用し、コンフォーカル顕微鏡、パッチクランプ、遺伝子工学、数理学モデル等を駆使し、当該研究を推進しております。

[仕事内容(業務内容等)]

採用者は、主任研究員の指導の下、心筋ミトコンドリアのカルシウム、ATP、ROSなどの可視化及び計測、心筋細胞のイオンチャンネル電気信号の計測、そして取得する実測データを解析する役目を担っていただきます。また、Rhode Island Hospital/The Warren Alpert Medical School of Brown University所属の大学院生、学部生の短期研究室配属における教育にも、主任研究員と共に参加していただきます。

[着任時期]

2016年4月頃を開始時期とするが、採用者の希望による時期の変更については考慮します。

[応募資格]

博士号取得（MDあるいはPhD）の研究者で心筋生理機能あるいはミトコンドリア生物学に興味がある方。生物物理学、電気生理学、in vivo動物実験のいずれかの知識・技術を有することが望ましいですが、当該研究と海外研究室勤務に好奇心さえあれば必須ではありません。ただし、海外研究室で、業務を遂行できる英語力　（研究室内でのコミュニケーション能力ならびに英語論文作成能力）は、必須となります。