博士研究員または特任助教の募集(新潟大学大学院医歯学総合研究科 分子生理学分野 教室主任 日比野 浩)

[機関の説明(募集の背景、機関の詳細、プロジェクトの説明等)]

新潟大学医学部分子生理学分野(日比野浩研究室)では、分子生物学・生理学・組織学・計算科学的手法を駆使して、聴覚の末梢器官である内耳蝸牛の機能を分子レベルから臓器機能まで総合的に解明することを目指しています。そのために、理工学をはじめとした異分野の科学者と連携し、新しい計測手法を開発・活用しています。 教室HP: http://www.med.niigata-u.ac.jp/ph2/welcome.html

今回、平成27年度日本医療研究開発機構の革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST)の「メカノバイオロジー機構の解明による革新的医療機器及び医療技術の創出」に係る課題として『内耳による音のナノ振動の受容・応答機構の解明と難聴治療への開発(平成27-32年度)(代表者 日比野 浩)』が採択されたため、当該研究を行なって頂ける1名の博士研究員を募集いたします。

http://www.niigata-u.ac.jp/top/pickup/271127_01.html

http://www.amed.go.jp/news/program/010720150608_kettei_kadai01.html

本課題は、新潟大学医学部分子生理学教室(実験数理班)、同大学工学部電気電子工学科(技術開発班)、さらに大阪大学基礎工学研究科(医療応用班)の三つの研究室により推進されます。日比野研究室は、音が最初に蝸牛内で誘引する感覚上皮帯の振動がいかに制御されているかを、生体内計測と力学モデルを駆使して明らかにしていきます。採用者は、技術開発班が創出する画期的な断層イメージング振動計測装置を蝸牛の生体計測へ最適化すること、そして取得する実測データを力学モデルへ活用できるように解析する役目を担っていただきます。

[仕事内容(業務内容、担当科目等)]

・光コムを用いた新規イメージング振動計測装置の開発・最適化への参加 ・新規イメージング振動計測装置を用いた生体内微小振動計測(in vivo)の実行 ・取得データの解析と力学モデルへの活用

[着任時期]

平成28年4月頃を開始時期とするが、採用者の希望による時期の変更については考慮します。

[応募資格]

博士号取得の研究者で感覚器機能に興味がある方。光学、電気生理学、in vivo動物実験、数理科学のいずれかの知識・技術を有することが望ましいですが、当該研究と異分野連携に好奇心さえあれば必須ではありません。

[勤務時間・給与]

週38.75時間、月〜金(休日を除く)8:30~17:15(休憩60分)

日額 13,882円~17,536円(博士研究員)または

年俸 480万円前後(特任助教)

(それぞれ経歴に基づき決定されます)

新潟大学の規定により、待遇は原則1年毎の更新。

[手当]

1)通勤手当 55,000円まで

2)住居手当 家賃額に基づき決定(家賃額55,000円以上 手当額27,000円が上限です)

3)期末・勤勉手当 4.1ヶ月

4)超過勤務手当 あり ただし、特任助教の場合には2〜4)がない。

[休暇・加入保険]

年次休暇:6月経過後に10日付与、社会保険

[応募方法]

1)履歴書(所定の様式がありますので、お問い合わせ下さい)

2)これまでの研究の概要と今後の抱負(A4用紙2ページ程度)

3)研究業績リスト(書式は特にありません)

4)照会可能な方の氏名・連絡先(複数名でも可) 上記の書類をE-mailにて連絡先まで送付。

応募書類は原則として返却しない。

[応募締切日]

平成28年1月15日(採用者が決まり次第締め切ります)

[面接予定日・結果通知]

書類による審査の合格者のみ通知。選考が終了次第、本人宛に通知予定

[問い合わせ・書類提出先]

〒951-8510新潟市中央区旭町通一番町757

新潟大学医学部 分子生理学分野

担当:河村 尚子(秘書)

TEL:025-227-2073

FAX:025-227-0460

E-mail: nkawamura@med.niigata-u.ac.jp