情報・システム研究機構国立情報学研究所 特任教員(女性)公募要領

情報・システム研究機構では、「男女共同参画社会基本法」の精神に則り、機構が進める男女共同参画を加速するために次世代女性研究者養成事業を行います。
この事業により、国立情報学研究所において男女雇用機会均等法第8条(女性労働者に係る措置に関する特例)の規定に基づき、以下のとおり女性研究者の公募を行います。

1.公募職名・人員:
特任准教授又は特任助教 1名

2.採用時期:
原則として平成27年2月1日

3.任期:
任期は5年間
採用後の業績等により任期の更新(5年1回限り。ただし、平成25年4月1日以降、情報・システム研究機構と雇用契約があるものについては、当該雇用期間が任期に通算されます。)、昇任等を行う場合があります。

4.勤務条件等:
情報・システム研究機構特定有期雇用職員就業規則等による。

5.NIIの特徴と期待される研究者:
国立情報学研究所(NII)の使命は、我が国唯一の情報学の学術総合研究所として、情報学という学術分野において長期的な視点に立つ基礎研究ならびに社会課題の解決を目指した実践的な研究を推進することにあります。同時に、大学共同利用機関として学術コミュニティ全体の研究・教育活動に必須である学術情報基盤、即ち、大学や研究所を結ぶネットワーク(SINET4)の運用、学術コンテンツならびにサービスプラットフォームの提供等の事業を展開・発展させること、そして、これらの活動を通して人材育成と社会・国際貢献に努めることも重要な使命です。
以上を踏まえて、我が国における情報学分野の未来を自身が開拓するという気概を持ち、トップカンファレンスで戦える成果の創出、あるいは、社会に貢献できる成果を具現化できる研究者を求めます。
なお、NIIは、豊富な研究時間を提供するなど、研究に集中出来る環境を整えることにも努めています。

6.研究開発分野:
下記のトピックに適合することが望ましいが、必ずしも限定するものではありません。

情報学プリンシプル研究分野
限界突破志向のアルゴリズム、ビッグデータ解析、データマイニング、数理モデリング、数値解析、計算科学、知能情報学、Web情報学、ソフトコンピューティング、知能の本質にせまる基礎理論の研究、量子情報、脳神経科学、あるいはこれらの境界領域等に関する新しい原理・理論や、新たな応用への可能性を創出する先端研究

アーキテクチャ科学研究分野
プログラマブルインフラストラクチャ、Internet of Things、インタークラウド、ネットワーク・クラウド可視化、セキュリティ、デジタルフォレンジックス、大規模ログ解析基盤、ディペンダブルシステム、スマートシティなどに関する研究開発

コンテンツ科学研究分野
自然言語処理、画像処理、コンピュータビジョン、音響情報処理、ヒューマンインタラクション、スケーラブル情報アクセス等の基盤技術から、Webマイニング、ソーシャルメディア、コミュニティ解析、3D画像・映像、利用者行動履歴、検索ログ、ディープラーニング応用等の展開にわたる研究開発

情報社会相関研究分野
サイバーフィジカル融合社会のガバナンス研究、ビッグデータ駆動情報システム・サービス科学、FoodLog(食の履歴)と健康情報管理科学、プライバシー情報保護活用社会基盤、ソーシャルメディアの信頼性評価、Webデータの信頼性評価、クラウドソーシング社会システム、人間・社会データ基盤、ネット学習システム、産学オープンイノベーション社会基盤等に関する研究開発

7.資質・経験等:
各分野において、独創的かつ革新的な研究や新しいコンセプトによる情報システムの研究開発を遂行するのに充分な資質と意欲を有する者

8.応募資格:
女性
原則として博士の学位取得または取得見込みの者(人文・社会科学系の研究者にあっては、これに準ずる者を含みます。)

9.応募期限:
平成26年10月24日(金)【必着】

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