CONTENTS
- HELLO PSJ - ミネソタ大学留学記 (沖 将行) P.92~
- RECORDS - 第15回日本生理学会将来計画委員会議事録 P.104~
- INFORMATION - 第48回日本平滑筋学会サテライトシンポジウム P.101~
- AFTERNOON TEA - 上野伸哉 P.98~
- PROFILE - 井樋 慶一 P.90~
- VISION - 基礎研究とプロジェクト研究:米国 NIH roadmapを巡る議論とIUPSへの展望 (岡野栄之) P.87~
- OPINION - 「生命の理 (いのちのことわり)」生理学教育と研究における問題と提言 (日本生理学会将来計画委員会) P.94~
- ABSTRACTS - 第241回日本生理学会東京談話会 P.110~
- CALENDAR - 主な研究集会日程 P.109~
表紙の説明
第82回目本生理学会大会(仙台)演題番号: 2P074
「ラットGnRHニューロンにおけるGABA作用とメラトニンによるGABAA電流に対する修飾作用・発達段階と性による差異」
演者: 佐藤 俊, 加藤昌克, 寺本 明, 佐久間康夫
「ラットGnRHニューロンにおけるGABA作用とメラトニンによる修飾」
GnRH-EGFPトランスジェニツクラットからGnRHニューロンを単離し, GABA作用とメラトニンによる修飾を穿孔バッチクランプ法で解析した. GABA(1−100 µM)をパフ投与するとGABAA受容体を介するCl−電流が記録された. 次にメラトニン(10−1000nM)存在下にGABAA電流を記録すると,雄ラットGnRHニューロンでは電流が増大し(左図), 雌ラットニューロンでは減少した(右図). 以上からメラトニンは性特異的にGABAA電流を修飾し, GnRHニューロンの興奮性を調節していると考えられる.図は30 µM GABA, 100nMメラトニンの例. Controlとwashのトレースはどちらの例でも重なっている.