日本生理学雑誌 第67巻 12号

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表紙の説明

第82回目本生理学会大会(仙台)演題番号:1PO28

演題: 「IP3受容体タイプ2はラットの副腎髄質において分泌顆粒でなく,小胞体に分布する」
“Presence of InsP3R type2 in the endoplasmic reticulum, but not in secretory granules, in rat adrenal chromaffin cells”
演者: 井上真澄, 遠藤 豊, 原田景太
所属: 産業医大・医・第2生理学

A: 単離ラット副腎髄質細胞におけるBODIPY−FL−InsP3の結合の共焦点レーザー顕微鏡像.FITC様蛍光として観察.
B: calnexin抗体に対する免疫反応の画像.ローダミン様蛍光として観察.AとBの画像において強い蛍光を持つ部分がほとんど重なることより,BODIPY−FL−InsP3は小胞体に分布していることが分かる.
C: InsP3受容体タイプ2抗体(KM1083)に対する免疫反応の画像.ローダミン様蛍光として観察.
D: BODIPY−FL-InsP3の結合の画像.FITC様蛍光として観察.矢印の先で示した部分は両蛍光とも重なっているが,矢印の部分はBODIPY−FL-InsP3の結合がない.この結果はKM1083に対する免疫反応物が小胞体以外の細胞小器官にも分布することを示唆する.