- 日程
- 2016/5/12 (木) - 2016/5/13 (金)
- 会場
- 大阪大学蛋白質研究所 1階講堂 〒565-0871 吹田市山田丘3-2
- 連絡先
- 中川敦史
〒565-0871 吹田市山田丘3-2 大阪大学 蛋白質研究所
E-mail: atsushi@protein.osaka-u.ac.jp
Tel: 06-6879-8635 Fax: 06-6879-4313
【世話人】神取秀樹(名工大)、岡村康司(阪大)、鷹野優(広島市大)、中川敦史(阪大)
- 備考
- 【趣旨】かつて不可能であった膜タンパク質の構造決定が、さまざまな工夫により次々に実現した結果、膜タンパク質の構造機能相関に関する研究は新たな段階に入った。原子分解能での構造をもとに、タンパク質の機能が発現するメカニズムを議論できる時代が到来したのである。
膜タンパク質機能の完全な理解のためには、静的な構造をもとにして「構造ダイナミクス」と呼ばれる機能発現の際の構造変化を明らかにする必要があるが、これは決して容易なことではない。ナノメータサイズの膜タンパク質分子がサブオングストロームレベルで行う構造変化の時間スケールはミリ秒からマイクロ秒、あるいはそれ以下のダイナミクスが機能発現に関わる可能性がある。タンパク質分子のもつ広大な時空間の階層構造の中で起こる構造ダイナミクスを理解することが今、求められているが、このためには構造解析の研究者と機能解析の研究者が連携して構造ダイナミクスの解明に取り組むと同時に、計算科学の研究者の貢献も大いに期待される。
本蛋白研セミナーでは、膜タンパク質の構造ダイナミクス研究に携わる実験研究者と理論研究者が一堂に会し、真の理解に向けた交流の機会を提供する。
皆様のご参加を世話人一同心よりお待ち致しております。
- 詳細
- http://www.protein.osaka-u.ac.jp/seminar/ipr-seminar/20160512_13/