マルチニューロン研究会2008 「マルチニューロン研究の有効性と将来」

日程
2008/7/12(土) - 2008/7/13(日)
会場
東京大学生産技術研究所総合研究実験棟(An棟) 2F コンベンションホール
153-8505 東京都目黒区駒場4-6-1 
地図 http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/map/komaba.html
連絡先
京都産業大学 コンピュータ理工学部インテリジェントシステム学科
高橋 晋
603-8555 京都市北区上賀茂本山
TEL: 075-705-1508 or 075-753-2452
備考
主催: 文部科学省特定領域研究「統合脳」支援班、
  : 研究リソース「マルチニューロンデータ解析支援環境の整備」ワークグループ
共催: 独立行政法人科学技術振興機構ERATO 合原複雑数理モデルプロジェクト
定員: 200名
参加費 無料(12日の懇親会は有料)
研究会の主旨:
前回の研究会(マルチニューロン研究会2006)では、複数の神経細胞から同時に活動を計測して得られるマルチニューロンデータの統計解析をメインテーマとした。今回は、脳での情報符号化の解明におけるマルチニューロン研究の有効性を実際の実験研究およびデータ解析の紹介を通じて検討する。また、今後のマルチニューロン研究の発展、将来性に関しての議論も行う。神経科学分野の実験家、理論家のみならず、他分野からの野心的な若手研究者の参加を歓迎する。

研究会の内容:
Buzsaki研究室出身で、海馬・聴覚皮質からのマルチニューロン記録データをもとにセル・アセンブリーの研究を精力的に行っているKenneth Harris氏(米国Rutgers大)を招いて、チュートリアル講演を行う。初日には、マルチニューロン記録を用いたポピュレーションコーディングの検証やTwo-photon imagingなどの新しいマルチニューロン記録の可能性の紹介を国内研究者が行う。2日目は、マルチニューロン記録実験での重要なデータ処理であるスパイク弁別(spike sorting)に関する特別セッションを企画する。現在、最も利用されているフリーソフトであるKlustaKwikの開発者であるHarris氏の講演に加えて、複数の国内研究者が異なる統計的手法でのスパイク弁別アルゴリズムを説明し、この困難な課題を多角的に議論する。また、各アルゴリズムを用いて実際にデータ解析を行っている実験者からの報告も合わせて行う。

最終的なプログラム、参加申込などの詳細は、第2回案内(6月中旬予定)で連絡致します。
詳細
http://www2.bpe.es.osaka-u.ac.jp/multineuron/multineuron_resource/index.html