平成24年度第2回教育委員会議事録

日時
平成24年11月24日 10時00分~12時00分
会場
東京慈恵会医科大学 高木会館5階D1会議室
出席者
石松 秀(久留米大)、奧村 敏(鶴見大)、奧村 哲(静岡理工科大)、河合 康明(鳥取大)、久野 みゆき(大阪市大)、鯉淵 典之(群馬大)、椎橋 実智男(埼玉医大)、鈴木 敦子(健康科学大)、中島 昭(藤田保健衛生大)、松田 哲也(玉川大)、森田 啓之(岐阜大)、山下 俊一(女子栄養大)、山中 章弘(生理研)(五十音順)
欠席者
小泉 周(生理研)

議長 鯉淵 典之 委員長
書記 奧村 哲、山下 俊一

報告事項

1.前回議事録承認

“「生理学エデュケーター」資格制度”と統一的に表記することで承認された。

2.日本生理学会会長・副会長会に関する報告事項

  • 生理学エデュケーター認定制度委員会の立ち上げが承認された。
  • 一般向けのHPを整備し、山中伸弥教授ノーベル生理学・医学賞受賞の祝辞と、本賞が“生理学”・医学賞であることの一般向けのメッセージを掲載する。

3.日本生理学会常任幹事会に関する報告事項

本日の常任幹事会に以下の提案を行う。

  • 日本生理学会認定「生理学エデュケーター」資格制度規約の承認。
  • 生理学エデュケーター認定制度委員会の立ち上げの承認。
  • 認定委員会委員長の常任幹事会への出席の承認。
  • 生理学会大会教育プログラム宣伝のポスター・ちらしと配布の承認。

4.生理学会実習書の進捗状況について

著者と編集委員には初稿が送られた。年末までに校正を終える予定である。

その後、ワーキンググループでメール会議をして表記等を整える。

5.教育ランチョンセミナーについて

次回日本生理学会大会に教育ランチョンセミナーが追加された。

モンテシステムが展示する実習用機器について、アメリカの生理学教育の専門家による講演がある。

討議事項

1.アウトリーチ活動に関する今後の対応について

教育委員会より将来計画委員会宛に以下の趣旨の要望書を提出した(平成24年10月19日)。アウトリーチ活動は他学会でも積極的に行われており、ますます重要性を増している。

ノーベル生理学・医学賞に関するインターネット上の記載から生理学会HPへのリンクが全くみられない。つまり生理学会のHPは役に立っていない。生理学とはどのような学問かを理解できる一般向けのページを整備する必要がある。

生理学会員は出前講義等のアウトリーチ活動を行っている。これらの活動を生理学会HPで広報する。

他学会に対する広報活動が重要だが、これに関しては他学会連携委員会に任せる。

生理学会大会の市民講座に関する広報活動は、現在は大会長に一任されているが、学会が一貫性をもって継続的にかかわった方が良い。

小泉委員の実施している科学コミュニケーションについては、将来公募シンポジウムを提案してもらい、教育委員会がサポートする。

2.教育プログラム当日の役割分担

モデル講義と教育講演の出欠(ポイントの加点)は会場入り口で会員番号をバーコードリーダーでPCに読み込んで行う。講演がスタートする8時半、11時半、15時半に来場者が多くなるので、バーコードリーダー操作係を4人依頼している。それ以外に委員1人が受講証明書を渡す等の会場係として対応する。

役割分担は以下のとおり

会場係1日目午前:椎橋委員、午後:中島委員

2日目午前:石松委員、奥村(哲)委員、午後:石松委員、椎橋委員

モデル講義のハンドアウトのセットと配布は時間のあいている委員が全員で行う。

モデル講義のビデオ撮影については業者依頼すると25万円程度かかる。今回は石松委員を中心に委員で手分けして撮影し、HPにアップロードするのに最低限必要な編集を行う。

会員番号のPCへの入力は下記のケースが考えられる。

  1. あらかじめ参加登録されている場合はバーコードリーダーで読み取る。
  2. 当日参加の場合は会員番号を大会参加証に文字で書いてもらい、会場でPCに手入力する。
  3. 当日入会については、推薦状があれば入会できる。この場合は2.と同様にする。
  4. 推薦状が用意できない場合は後日入会することになると思われる。この場合は受講証明書を渡し、後日ポイントを加点する。

各プログラムを1ポイントとし、入場ごとに下記のように加点する。

1日目

8時30分:2ポイント

12時00分(ランチョン):福島先生以降を聞くか尋ねてYesなら4ポイント

13時30分(福島先生開始時):4ポイント

14時30分:3ポイント

15時20分:2ポイント

16時10分:1ポイント

PCレンタル料については予算は承認されているので、支出方法を小西財務幹事に確認する。

3.エデュケーター制度と会員名簿のリンク

事務局 皆川雅子氏より会員個人情報画面(マイページ)でのポイント確認について説明があった。

  • 各プログラム1ポイントとし単純加算される。
  • 各プログラム名は区別できる範囲で短い方が見やすい。
  • 合計ポイント数が15に達すると新規申請資格ありと表示される。

この画面をプリントアウトして申請に用いる。

  • 試験に合格すると合格年月日が表示される。この表示は過渡的措置による合格にも対応する。
  • コンビニまたは郵便局で支払われる申請費用の情報は、SBCファイナンスからCSVファイルで提供され入力される。

4.教育プログラムに関する広報活動

奧村委員作成のちらし、ポスターの内容を確認し、学会長名と大会長名を入れることとなった。

このちらしは生理学会雑誌1月号に同封する。ポスターについては別途印刷し発送する。印刷費用は予算として承認されている。

学会員宛てに案内をメールし、大会HPvにも掲載を依頼する。

5.生理学エデュケーター認定委員会立ち上げ

生理学エデュケーター認定委員会の委員長として中島委員を承認し、委員の人選を委任することとなった。委員には事務局より委嘱状を発送する。本日の常任幹事会に認定委員会の立ち上げを提案する。

資料に基づき「生理学エデュケーター」資格制度規約の変更点と工程表を確認した。

第91回大会後には最初の申請者があると予想される(過渡的措置による)。料金としては、申請料(資格審査料と試験料)5,000円、登録料10,000円、5年ごとの更新料10,000円を想定している。この金額は、本制度の運営経費をまかなうものとし、高額になることを避ける。

本制度の運営維持には魅力的な教育プログラムが必要不可欠である。講演終了時にアンケートを実施し、プログラム向上のための資料とする。

教育プログラムの講演者には1ポイントを加点する。

学会HPに認定委員会のページを整備する。

6.その他

  • 日生誌のEducation(教育のページ)については歯科系の生理学教育やスポーツ医学の執筆を依頼する。体力医学会、解剖学会、生化学会等に投稿を呼びかける。
  • コアカリキュラムに関しては次回の委員会で検討する。