第168回 JPS編集委員会報告

日時
2006年3月29日 20:00-22:00
場所
前橋商工会議所
出席
伊佐、岡田、大橋、大森、河合、河原、久保川、桑木,小西、佐久間、曽我部、高木、高橋、永島、野間、本間、丸中

1.2005年度活動報告

岡 田委員長より、Manuscript Centralによるオンライン投稿・審査システムの導入と運用が順調に行われていること、JJP 55巻6号までとJPS 56巻1号及びSupplement号の発刊にこぎつけたこと、JPSへの移行に際して?迅速審査(4週間以内結審)、?生理学的意義重視姿勢、?建設的 コメントの約束を公表したこと、1月から野間から岡田に委員長が交代したこと、JJP入澤賞の選考を終えたこと、群馬大会においてJPSキックオフシンポ ジウムと記念パーティーを開催し、「JJPからJPSへの歴史」のパネル展示を行ったこと、などが報告された。

2.2006年度活動方針

  1. 編集体制を強化するために、編集委員及び協力委員の専門分野・キーワードの更新・充実化をメールで早急に行う。また、編集委員名に分野だけでなく都市名も付記する。
  2. 編集方針として約束した、?Making quick review and judgement within 4 weeks, ?setting physiological significance even above novelty, and ?responding with constructive commentsを堅持・履行する。但し、近い将来に更に迅速化して3週間以内の結審実現を目指す。
  3. Manuscript Centralの設定を、?レフェリーへの通信文中に上記の編集方針3点への協力要請を明記し、JPSへの今後の投稿依頼も書き加え、?改訂稿再審査時に レフェリーから著者のレスポンスが容易に見えるようにする。またサイトデータを早くJPS版に更新する。
  4. 今期出版方針として発刊時機の遅滞を2年以内に解消することを目指す。そのために投稿論文数を増やす努力をする。
  5. 編集委員・協力委員は2年以内に最低一報の論文を、自らの研究室から投稿するか、あるいはアクティブな研究室からの投稿を求める。
  6. Invited Editor Sectionとして、現行のExercise PhysiologyとDynamic Modelingを本年で終了し、来年より研究者人口が多いのに投稿の少ない分子・細胞と中枢神経領域から1つずつ立てる。そのために、前者としては Sensorを中心に曽我部・丸中の両委員が岡村康司氏あるいは富永真琴氏と相談し、後者としては大森委員がSynapseを中心に小澤瀞司氏・久場健司 氏と相談の上、SectionタイトルやInvited Editor名を含めて11月までに企画・提案する。その後メール委員会で討論の上、11月25日の編集委員会で決定し、1月の立ち上げを実現する。
  7. 入澤賞の選考は、8月末(但し今年は移行期なので9月末)までにオンライン公開された論文を対象とし、10月中に決定する。生理学会大会において受賞講演 を含めたJPSシンポジウムを、毎回組むことにする。但し、その企画運営には受賞対象著者とJPS編集委員が共同であたる。今年は11月25日の編集委員 会で2007年大阪大会JPSシンポジウムの具体案を作成する。
  8. IUPS2009をはじめとして各種国際会議の際に、海外編集委員を交えてのJPS編集会議を開催することが望ましい。まず今年は、FAOPS2006の際のソウルでの編集会議開催を財源も含めて検討・企画する。
  9. バングラディッシュのDinajpm-Government Veterinary CollegeのDirectorであるDr. AhmedからのJPSの寄贈の要望について検討した結果、雑誌交換の形が望ましいということになった。(その後のメール編集委員会で、雑誌交換ができな い場合でも、?アジアを中心とする開発途上国の、?大学の学長・学部長からの正式要請があれば、?個人へではなく、図書館か機関への寄贈であれば、本委員 会としては生理学会国際交流委員会へ寄贈の検討を依頼することとする、ということになった。)