平成16年度 (2004年度) 日本生理学会評議員会・総会議事録

日時
平成16年6月3日(木)15時~16時25分
会場
札幌コンベンションセンター特別会議場
議長
青木藩(第81回日本生理学会大会当番幹事代表)
出席者
98名
配布資料
日本生理学会平成16年度評議員会・総会次第

議事

1.開会の辞:青木当番幹事

2.会長挨拶:金子日本生理学会会長

3.平成16年度第1回常任幹事会報告 :青木当番幹事

平成16年6月1日(大会前日)に第1回常任幹事会が開かれ、各地区の評議員の互選による常任幹事の半数改選の結果、15名の新任幹事(4年任期)が選出されたことが報告された。

4.庶務報告

金子会長平成16年5月末現在で、一般会員3171名、特別会員27名、名誉会員10名、その他準会員、賛助会員等総数は3395名であることが報告された。新常任幹事が加わった第1回常任幹事会で、役員改選が行われ、その結果、新会長には金子章道会長が再選(任期2年)され、新財務幹事には本間生夫幹事、編集・広報幹事には引き続き岡田泰伸幹事、さらに会計監事には栗原敏幹事、明間立雄幹事がそれぞれ選出され承認された。その他各種委員会委員長名が報告された。

5.特別会員の推薦:金子会長

日本生理学会の特別会員に島津浩先生と星猛先生が推薦され、高橋國太郎および河原克雄評議員により推薦理由が述べられ、二人とも満場一致で承認された。

6.平成15年度会計報告および平成16年度予算案 :宮崎財務幹事

平成15年度会計報告が付表1のようになされ、栗原会計監事により、予算が適正に執行されたことを確認したことが報告され、決算は承認された。ひきつづき平成16年度予算案が付表2のように提案され、満場一致で承認された。

7.編集・広報委員会 :岡田編集・広報幹事

日生誌の編集については来年3月号までの編集が終ったこと、表紙をリニューアルし、会員の研究成果の写真、図から選ぶことになった。学会webのリニューアル、管理状況および編集広報委員会の体制を委員会員で役割分担することになった事等が報告された。

8.JJP編集委員会 :野間委員長

JJP投稿から受理までの日数の短縮(62日)、却下率の上昇(50-53%)等が報告された。またJJPを、一層よいジャーナルにするために体裁および雑誌名の再考について提案された。入澤記念JJP優秀論文が選定されたことが報告された。

9.評議員の選考について :青木当番幹事(貴邑委員長欠席)

25名の新評議員候補者(別表)が紹介され、満場一致で承認された。

10.選挙管理委員会 :青木当番幹事(小西委員長欠席)

科研費審査委員会候補者名が報告され、承認された。また、生理学会常任幹事の半数改選に基づく開票結果(5月7日)が報告され、承認された。

11.教育委員会 :河南委員長

札幌大会における教育委員会シンポジウムの報告と、新委員長が松尾常任幹事に代わったことが報告された。また、教育委員会の役割として、学部学生の生理学教育に重点を置きたいことが報告された。

12.学術・研究委員会 :大森委員長

以下の3点の要望が提案された。

  1. 生理学会大会における英語スケジュールに沿って札幌大会が運営されているが、今後とも、英語化を一層押し進めてほしいこと
  2. 非会員で、シンポジウムの招待講演者は、札幌大会では、参加費が免除されたが、この方針を今後とも継続してほしいこと。なお、過去に生理学会会員者が非会員である場合は、退会の意志を確認の上、退会届けを提出すること
  3. 当番幹事の名称を、次回から、大会長と改めること。なお、当番幹事が複数名の場合は、当事者が協議のうえ、代表1名を大会長、他を副会長とすることが提案された。この提案につき金子会長から、補足説明のあと、満場一致で承認された。

これら名称の改訂は、会則委員会で条例を改正したのち、来年度の生理学会から施行される

13.研究倫理委員会 :金子会長(板東委員長欠席)

動物愛護管理法の見直しに伴う研究会・環境省の打合会において、利用者側の意見交換があったことが報告された。

14.将来計画委員会 :高木委員長

国際化、学際化、活性化を目指して、若手の会を支援すること、学会ホームページにキャッチフレーズが紹介されたこと等が報告された。

15.男女共同参画推進委員会 :水村委員長

札幌大会での保育室の利用が過去最高であること、アドバイザー(メンター)制度の検討のため、ワークショップを札幌大会で開催することが報告された。

16.日本医学会評議員会報告 :今永評議員

昨年の福岡での日本医学会評議員会について報告がなされた。

17.日本学術会議生理研連 :金子会長

日本学術会議法の一部を改定する法律のポイントが説明された。特に、現行の学術研究団体を基礎とした推薦制が学術会議が会員候補者を選考する方法に変わること、現行の7部制が3部制に変更になること、現行の研究連絡委員会が廃止され、新たに、連携会員が新設されることなどが報告された。

18.IUPS大会組織委員会報告、国際生理科学連合報告 :金子委員長

第36回国際生理学会収入予算案が金子委員長より説明され、その支援金の寄付状況と財務スケジュールが栗原監事より説明された。今後、より一層の寄付の依頼がなされた。

19.(同上)

20.アジア大洋州生理科学連合 :金子会長

2006年に韓国で第6回FAOPSCongressが開催されることが報告された。

21.第82回(平成17年)日本生理学会大会の準備状況 :丹治次期当番幹事

来年度の生理学会は、平成17年5月18?20日に仙台国際センターで開催されること、発表形式は、札幌大会に準じて行うこと等の準備状況が報告された。

22.第81回(平成16年)日本生理学会大会 :青木当番幹事

札幌大会の報告がなされた。本大会では、特別講演1、教育講演9、シンポジウム183、一般演題(ポスター発表)731、合わせて924題の発表が予定され、事前登録者1342名であることが報告された。また札幌大会から、従来の予稿集を廃しプログラム集を発行した。英文抄録集をJJPSupplとして、大会前に、JJP編集部から全会員に配布されたことが報告された。

23.その他 :なし

24.JJP平成15年度優秀論文賞(入澤賞)授与

金子会長より受賞者は皿井伸明氏に決定したことが報告され、本人欠席のため、野間教授が代理で受賞した。

25.平成16年度日本生理学会奨励賞授与

金子会長より高橋倫子氏(生理学研究所生体膜部門助手)のインスリン開講放出機構の解析に対して授与された。「日本生理学会奨励賞」及び「入沢記念JJP優秀論文賞」の受賞講演は大会3日目に行われることが報告された。

26.謝辞

今永前当番幹事により、札幌大会の当番幹事に対して謝辞が述べられた。