平成17年度 第3回日本生理学会教育委員会議事録

日時
平成18年 3月27日(月)10時30分~13時00分

会場
前橋商工会議所会議室

出席者
松尾 理(近畿大)、河合康明(鳥取大)、恵良聖一(岐阜大)、岡田隆夫(順天堂大)、前田信治(愛媛大)、前田正信(和歌山医大)、有田秀穂(東邦大)、赤池 忠(北海道大)、椎橋実智男(埼玉医大)、渋谷まさと(昭和大)(順不同)

欠席者
川上順子(東京女子医大)、東 照正(大阪大)、(順不同)

議長: 松尾 理委員長
書記: 渋谷まさと

協議事項

1.モデル授業

今回の大会での実施に先立ち、医学映像記録専門業者によるビデオ撮影(+予算)の必要性が諮られ、承認された。

2.CBT準拠生理学MCQ問題集の出版

昨夏の合宿によるCBT準拠生理学MCQ問題集が出版されたことが報告された。今回の出版を踏まえ、医学部以外のライフサイエンスやヘルスサイエンス系学部学生を対象とした入門編の出版が必要であり、来期の委員会に引き継ぐことにした。

3.実習ビデオ

8編の実習ビデオが編集され、メニューやBGMが統一的になったこと、また、編集した範囲では、倫理的に問題ないことが報告された。また、(その実習をやる/やらないにかかわらず、学生に提示する)教育上の有用性、また、実験手技のビデオ映像を残す有用性、医学教育全体における実験の必要性などの高いことが確認された。しかし、ある種の団体・個人の存在も無視できないことも報告され、断片的に悪用されるなど、最悪の事態を考えるべきとの慎重論もでた。当面の方策としては、全体のマスターは学会本部のみにおき、各機関の責任者へのみコピーを許す/公開用あるいは今回の大会展示用にはマイルドな部分を使用する/タイトルごとの大学名は発表せず、最後にまとめて貢献を表示する/研究倫理委員会の意見を求める、などが当面できる行動であるされた。

4.「一歩一歩学ぶ医学生理学」と生理学会(教育委員会)との関係

「一歩一歩学ぶ医学生理学」というco-medical用生理学e-learningシステムが、一応の完成に近づきつつあり、自学自習のしやすさに関して評価されていることがコーディネータから報告され、生理学会(教育委員会)と共同で提供していく可能性を含め、今後の展開が協議された。他の委員会の意向などの情報を集め、次期の委員会で引き続き検討することとなった。

報告事項

1.「生理学教育を語る会」

教育委員会とは独立に、大会で生理学教育に関して検討する機会を多くするため、グループディナーのように集まるのもいいと考えた2名の委員が、急遽20-30名程度の「生理学教育を語る会」を開催することになったことが報告された。委員会として把握しておくべき情報が得られた場合は、委員会に報告することが確認された。

以上